えっ? セクハラですか? 問題ありません!

 今日(※執筆時)の地元はぬるりっと晴れておるような感じです。雨ではないのですけどスッキリと晴れている風でもなく、割と風が冷たい。だからでしょうね。室温も執筆時で20℃しかありません。さっぶ。

 地元はこんな感じなのですけど、気象庁によると東・北日本では大雨や暴風、高波に警戒しなくちゃいけないほどに荒れているのだとか。海上は大しけになり、19日までそんな天候が続く所もある見込みなのだそうです。どうかどこも被害が発生しませんようにと願うばかり。


 映画の名探偵コナンが一年越しにやっと上映されましたが、この最新作の初日興行収入が前作との対比で144%となり、シリーズ初の興収100億円超え確実のスタートを切った事が分かりました。

 とは言え、今回は複数スクリーンにまたがって上映される『鬼滅シフト』で成り立った記録なんですよね。だからスタートダッシュが良くてもその後に続くかどうかは未知数です。とは言え、そのポテンシャルはあるのでしょう。コナンすごいなぁ。


 ではまずコビッド関連の話題から。全国で4802人、東京で759人、大阪で1161人、埼玉で207人、千葉で156人、神奈川で247人、愛知で230人、兵庫で541人、沖縄で167人の感染が新たに確認されたり、『蔓延防止措置』が適用されて初の東京の金曜の夜の適用地域の繁華街では多くの人が屋外で集まってマスクをせず飲酒を楽しむ姿が見られたりと、予想通りの展開になっております。公園クラスターとか発生しないといいですよね。


 さて、昨日は、山口で警高速隊の警察官が交通指導取り締まり中に交通反則切符などが入ったカバンを一時紛失して回収のために一般車の速度制限をしていた事が分かったり、神奈川で「トイレを貸して欲しい」と嘘をついて民家に押し入り金庫を奪った男女3人が逮捕されたり、横浜・みなとみらい21地区で『国内初の都市型ロープウェー』の『ヨコハマ・エア・キャビン』が開業する事が分かったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、身内に甘い警察のとんでもなく甘い人事の話題です。不祥事をやらかした職員を昇進させるのが警察クオリティなのですね。法の番人とは……?


 3月23日(※執筆時)、滋賀県警の今春の人事異動で、セクハラをしたと判断された男性警視が彦根署長に就任しました。4月16日に県警の定例会見でこの人事異動の是非について報道陣から質問があり、滝沢本部長は適正であるとの認識を示しています。


 新しく彦根署長になったのは羽田警視。2014年3月から2年間警察庁に出向していました。その当時、同僚の女性が羽田警視からセクハラを繰り返し受けて抑うつ状態になったと訴え、2017年3月に警察庁が国家公務員災害補償法に基付く公務災害と認定しています。


 2018年4月、女性警視は強い苦痛を受けたとして、羽田警視に対して損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。訴状では「女を出せ。女らしゅうしとったらいいねん」などと何度も言われ、体調を崩したと主張しています。


 滝沢本部長は、羽田警視の行為が県警内でなされたものではないと説明。その上で「ここ数年、所属長として勤務した状況などを踏まえ、適切なポストについてもらった」と述べています。

 セクハラ行為が人事考課に影響するかについて、森脇警務部長は、「本人の業績、能力、資質に応じて適切に配置している」として明言を避けています。


 えっと、これはどう考えてもアカンでしょ。セクハラやってんねやで。他の組織ならいざ知らず、法の番人の、違法な事をしたら取り締まる側の人間が何で昇進してんの? そりゃね、訴えられても無実を勝ち取ったならまだ分かるんスよ。でもこの人のやった事は公務災害だと認められたんでしょ? セクハラをしたのは動かしようのない事実なんでしょ? 普通こう言う場合って警察っだって依願退職コースじゃないの? ホワイジャパニーズポリスですよ。


 このセクハラ署長、口ぶりが荒っぽい事で分かる通り、暴力団などを取り締まる組織犯罪対策課長などを務めていたのだそうです。きっとそこで上げた成績が無視出来ないレベルだったのでしょう。もしかしたら裏で根回しっぽい事があったのかも知れません。だって、県警じゃないところで起こした不祥事だから県警は関係ありませーんって、言い訳がヒドいじゃないですか。身内以外に通用しませんよこんなの。


 この記事に対するコメントでは『いやおかしいだろ。セクハラしたなら懲戒解雇が妥当なんだけれど。普通の企業ならば解雇だよ』とか『彦根では性犯罪とか女性が被害に遭っても警察は動かないって事か。何しろ署長が前科持ちだからな』とか『滋賀県はセクハラを軽視してるって事でいいのかな』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、セクハラ認定時に懲戒解雇しておくべきだったとか、しかも任命が女性本部長とは。絶句! と言うコメントもありましたね。


 実際、色々と闇が深い案件なのかも知れません。闇が深すぎてこの人を署長にする以外に選択肢がなかったのかも。とは言え、これが明らかになった以上は世間からの批判はかわしようがありません。今後、滋賀県警はどう動くのでしょうね。

 せめて、こんな人事が滋賀県警だけのものでありますように。

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