抽選でプレゼントを送ると言ったな……アレは嘘だ

 今日(※執筆時)の地元は曇りです。室温は執筆時で26.5℃。まぁこんなものですかねぇ。窓を閉め切っていると少し汗ばむ感じです。ちょっとだけ窓を開けようかな。

 今日は少し早めに起きたんですけど、逆に時間を持て余して無駄な事ばかりしてしまいます。集中力どこ行ったって感じですね。困ったものですヨ。


 日本に接近中の台風14号ですけど、面白い進路を辿っていますよね。その流れを見ただけだと、まるで日本の結界に阻まれて弾き返されているようにも見えます。

 勿論上陸しないからって風雨の影響は大きいですし、場所によっては被害も発生しているのですけど……。今年の台風はどこか進路が不思議な気がします。そこから何を感じるのかは、人によって違うのでしょうけどね。


 ではまずコビッド関連の話題から。東京で新たに203人の感染者が確認されたり、農林水産省が『Go To イート』のポイント付与について一定額以上の飲食を条件にすると発表したり、総務省が帰省自粛で8月の消費が実質で前年同月より6.9%少ない結果になり11ヶ月連続で前年割れが続いている事を発表したりと、まぁそんなものかなって言う感じでした。嵐の前の静けさのようなものを感じます。杞憂で終わるといいのですが……。


 さて、昨日は、河野行政改革相が日本学術会議を行政改革の対象にして組織のあり方の見直しを検討する方針を示したり、長崎県警の警部補が上司からのパワハラを苦にして自殺していた事が分かったり、東京の小学校で昨年秋に児童に暴行を加えて不登校にさせた女性教諭への罰金刑が確定したりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、4年間ずっと懸賞品を送っていなかったパズル雑誌の話題です。そんな事して読者を騙していたら信用なくなっちゃうよ……。


 出版社『晋遊舎』が2016年以降に発売した『まちがいさがしフレンズ』『てんつなぎフレンズ』など6種のパズル雑誌で、懸賞品を送っていなかった事が分かりました。同社はホームページ上で問題を公表し「ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と陳謝しています。


 懸賞品が送られていなかったのは季刊・月刊などのパズル雑誌6種47冊と、複数の雑誌にまたがって行われた10のキャンペーン。雑誌は16年6月に発売された「まちがいさがしフレンズVol.6」から、今年6月発売の「難問ナンプレフレンズVol.14」まで。キャンペーンは17年7月~20年2月が応募締め切りになっているものまででした。


 晋遊舎は未発送の懸賞品が何人分に及ぶか明らかにしていません。確認可能な17冊と計7のキャンペーンについて当選者数を合計したところ、3629人分に及んでおり、対象者はこの人数をさらに上回る可能性が高い模様です。


 各誌はいつまでに懸賞品を送るかの時期を明記していないものの、今年1月の晋遊舎の公式ツイッターでは「順次抽選の後、発送まで最大で3~6ヵ月ほど」と発表していました。未発送は16年発売の雑誌から続いているため、抽選そのものが長く行われていない可能性もあるようです。


 晋遊舎は未発送の理由を「外部委託先との間で発送業務の担当範囲について認識に齟齬そごがあった」「編集作業に忙殺され、手が回らなかった」と説明。「今夏自主的に行った社内コンプライアンス調査により発覚した」とコメント。


 懸賞品を巡っては、出版社『アイア』が月刊誌など8誌で計1万2000人余に景品が当たると記載しながら6300人余にしか当選者を出していなかった事が判明して15年12月に消費者庁から景品表示法違反(有利誤認)に基づく措置命令を受けています。


 こう言うパズル誌って純粋なパズル好きの人が買っているんだろうと思っていたのですが、実は問題が解けた人に正解を応募してもらって、抽選で賞品が当たると言う触れ込みで読者を獲得していたんですね。知らなかった。

 この仕組みで賞品を送っていなかったとしたら大問題ですよ。詐欺でしかありません。特に、これらの雑誌の定期購読者がこの事実を知ったら怒り心頭になるのではないのでしょうか。


 抽選で当たる『豪華プレゼント』と言うのは、テレビや人気ゲーム機、高級ブランドバッグ、現金、ギフト券などだったのだとか。そう言う物が貰える可能性があるのなら、頑張ってパズルも解くしせっせと応募もしますわな。パズル好きな人にとっては一石二鳥、趣味と実益を兼ねておりますし。

 出版社としては、送るよと言って発表は発送に代えさせてもらいますねって誤魔化せば、プレゼントの経費も浮くし読者も大量にゲット出来てウハウハです。実際のところは、予算がなくなったが故の苦肉の策なのでしょうけど……。


 この記事に対するコメントでは『この懸賞の類って「発送を持って当選とさせていただきます」的な注意書きあるじゃん。本当に送ってるの? っていつも思ってる』とか『バレたから送りますじゃ許されないだろ。万引きして見つかったからお金払いますと言ってるのと同然』とか『雑誌はそんなに売れてなさそうなのに、懸賞品は豪華。いかにも怪しい』などの意見が多くの支持を得ていました。この手のものって送られないものだとばかり思っていたとか、むしろ当たっている人がいる事に驚いたとか、中には懸賞で当たった商品を愛用しているってコメントもありました。詐欺じゃんってコメントが一番多かったですね。まぁその通りなんですけど(汗)。


 ここまで問題が大きくなると、この出版社が潰れる可能性すらありますよね。商品を豪華にして読者を騙したばっかりに……。言い訳もまたとても見苦しいです。とは言え、これは自分で蒔いた種。しっかりと責任をとって欲しいものですね。

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