　えー、今日(※執筆時)の地元はのっぺりと晴れております。室温は執筆時で２９.５℃。ムワッと蒸し暑いですぞ。まさしくすごく夏っぽい日和となったのですが、残念な事にまだ蝉の鳴き声が聞こえもはん……何でや！　ここまで暑いのに！　そりゃまだ梅雨は明けてないけど、梅雨が明けるまで律儀に待たんでええんよ？

　本当に今年は訳の分からん梅雨ですわ……困ったものですな。

　ではまずコビッド関連の話題から。東京で新たに２９３人の感染者が確認されたり、小池都知事が感染者の７２％にあたる２１０人が２０代、３０代だと明らかにしたり、西村経済再生担当相が感染拡大を受けて感染防止ガイドラインを守らないバーやクラブなどの店舗を対象に休業要請を検討すると表明したり、神奈川で感染が拡大している事を受けて黒岩祐治知事が『神奈川警戒アラート』を発動する事を明らかにしたり、仙台で新たに２０～３０代の男女１３人の感染が確認されたり、９割の自治体の公立小学校の夏休みが短縮される事が分かったりと、検査数を増やしたから感染者が多く見つかったと言う当たり前の結果が出てまいりました。もうね、感染者数で一喜一憂する時代は終わった気がします。重症者がどれくらい出たかを気にしなくちゃですよ。

　さて、昨日は、アメリカのワイオミング州で犬に襲われそうになった妹をかばって９０針を縫う大怪我をしながら無事に守りきった兄の行動が話題になっていたり、沖縄から講談社の編集長らへの殺害予告をＳＮＳ上に投稿した男が逮捕されたり、逮捕されたユーチューバー『へずまりゅう』と接触した２人がウィルスに感染していたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、ストレスを溜め込んだ特別養護老人ホームの職員がやらかした猟奇的な事件の話題です。こ、これはあかんて……あかんて……。

　７月１６日(※執筆時)、北海道警千歳署は勤務先の特別養護老人ホームで入所者の耳たぶを引きちぎったとして、恵庭市黄金の介護福祉士吉光翔平容疑者（２８）を傷害の疑いで逮捕しました。容疑者は「仕事でストレスがあり、入居者とトラブルがあった」と容疑を認めているそうです。

　署によると、吉光容疑者は１３日の午後８時２５分頃、特別養護老人ホーム「恵庭ふくろうの園」で、入所する男性（７８）の右耳の耳たぶを引っ張り、引きちぎった疑いがあります。被害男性は２週間の怪我を負いました。

　事件発生時、同僚職員から「入所者が耳たぶにけがをした」と消防を通じて千歳署に通報があったのだそうです。この時、吉光容疑者は「介助の際に手が当たった」と説明していましたが、傷口が不自然な事から署員が詳しく事情を聴いたところ、耳たぶを引っ張った事を認めたのだとか。

　耳たぶを引きちぎるとか、こわっ！　いくらストレスが溜まったからってやっちゃいけんでしょ。とは言え、老人ホームでの虐待って珍しい話ではないのですよね。だからこそ、うわー、やっちゃったなあって感想を抱いてしまいます。いつもの虐待とちょっと方法が違っていただけって言うか……（汗）。

　耳を傷つけると言うと、私はマイク・タイソンを思い出してしまいます。同年代ならきっと多くの人が同じ事を思い浮かべるんじゃないかな。試合中に対戦相手の耳を噛みちぎったんですよ。怖いですねえ。恐ろしいですねえ。ボクシング史上、一番のアクシデントではないかと思います。

　マイク・タイソンとは違いますけど、そう言う事をしてしまうほどのストレスを感じる職場、ちょっとやばい気がします。もっと働きやすい環境になって欲しいところですよね。

　この記事に対するコメントでは『耳を引き千切るなんて常人のできることではない。アタマの病院で見てもらえ』とか『入居者の暴力・セクハラも通報して強制退所させる事が出来るくらいに職員の立場も保護して頂きたい』とか『対人、それも言う事を聞かない老害に対してかなりのストレスが溜まっていたのは想像に難く無い。介護の最前線で働く人達の精神的ケアについて真剣に向き合う必要があるよね』などの意見が多くの支持を得ていました。引きちぎった職員が怖いと言う意見と、職場環境について考えている意見が多かった感じですね。

　実際、事件を起こすのはごく一部の職員であって、多くの人は真面目に淡々と仕事をこなしている訳です。このご時世なのでウィルスにも気を使って……大変気を使う職場だと思います。いつもお仕事お疲れさまです。

　色々誤解される事も多いと思いますけど、どうかこれ以上おかしな事件が起こりませんように。