　今日(※執筆時)の地元はひよひよと晴れております。室温は執筆時で１９.５℃。春ですねぇ。いい日和ですねぇ。昨日、地元の桜はトータルで７分咲きくらいだったのですが、今日の陽気で一気に満開になるかも知れません。

　いい……お花見日和……なのですけどねぇ……（遠い目）。来年の今頃は多くの人がお花見を楽しめていますように。

　ではまずコビッド関連の話題から。世界の感染者累計が１００万人を超えた事が分かったり、国内で確認された感染者の累計がクルーズ船の乗客乗員を除き３０００人を超えた事が分かったり、このウイルス感染の拡大を受けた各国の国境閉鎖措置などで海外から帰国出来ない日本人が約５０カ国に４０００人いる事が分かったり、政府・与党がウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策の柱となる現金給付について、所得の減少を条件に１世帯当たり３０万円を支給する事を決めたり、感染拡大による緊急事態宣言について東京の小池百合子知事が記者会見で国が宣言を発令した場合の都としての対応を公表したり、感染拡大による病床不足に対応するため、日本財団は東京都と茨城県つくば市の２カ所に軽症者計約１万人の滞在施設を整備すると発表したりと、感染爆発の勢いはとどまるところを知らないようです。それに対する対応も段々固まってきたみたいですね。これでうまくいくといいのですが……。

　さて、昨日は、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の大半が契約上の問題で今年９月に拠点としている東京・中央区の晴海トリトンスクエアから移転しなくてはならない事が分かったり、栃木の家電店で「病院でコロナと言われた」などと言いって数十人の客らを避難させた男が逮捕されたり、神奈川のＪＲ関内駅南口付近で午前５時に男性が倒れているのが発見されてそのまま亡くなってしまったりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのはとても難しい数学上の問題が証明されたと言う話題です。私、アホなんでこの件について詳しくは分かりません。とにかくすごい事なんだと言う事くらいしか……（汗）。

　４月３日(※執筆時)、京大の発表によると、３５年間未解決で世界中の数学者を悩ませてきた数学の超難問『ＡＢＣ予想』を、京都大数理解析研究所の望月新一教授（５１）が証明したのだそうです。７年半に及ぶ検証を経て証明論文の正しさが認められ、国際的な数学誌への掲載が決まったのだとか。数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞級の業績なのだそうです。

　ＡＢＣ予想とは、１、２、３……と無限に続く整数の性質を研究する「整数論」の難問。１９８５年にスイスとフランスの数学者により提示されました。正の整数ａと整数ｂの和がｃの時に成立する特別な関係を示します。整数を統制する包括的な問題のため、証明されると他の様々な数学の難問を一挙に解決に導く事が出来るのだとか。

「フェルマーの最終定理」（９５年解決）、「ポアンカレ予想」（２００６年解決）に匹敵する超難問とされています。

　望月さんは、００年にＡＢＣ予想の証明に本格的に着手。ドイツの数学者タイヒミュラーが考案した空間論に、独自の考え方を導入した新理論「宇（う）宙（ちゅう）際（さい）タイヒミュラー理論（ＩＵＴ理論）」を１０年以上かけて１人で築き上げました。

　ここで言う宇宙とは、月や太陽がある宇宙ではなく、足し算などの計算や定理などの証明をするための「舞台」の事。普段はひとつの宇宙（舞台）を使うのですが、ＩＵＴ理論は複数の宇宙を使う事が最大の特徴で、その宇宙同士の関係（際）を調べるため宇宙際と呼ぶのだそうです。

　これは数学の最も基本的な要素である足し算とかけ算を分離して新しい数の世界を捉える理論で、その考え方の斬新さから「数学の相対性理論」と称されるのだとか。これを用いて証明に挑んだのだそうです。

　望月さんは１２年８月に「証明した」とする論文を自身のホームページで公開し、数理研が発行する世界有数の数学誌「ＰＲＩＭＳ」に投稿。同誌が複数の専門家に依頼して、論文に間違いがないかを確かめる検証作業が続けられていました。

　うん、何だかよく分からんがすごいですね。井口博士のブログにも説明の記事が載っていたのですけど、数学の素養がないので目が滑るばかりでした。要するに世界中の天才が頭を悩ませていた問題が解決されたと言う事ですよね。素晴らしい！　望月博士、おめでとうございます！

　学がないので、今回の件についてあんまり長く語る事も出来ません。なので、すぐにコメント紹介に移らせて頂きます。

　この記事に対するコメントでは『うん、全然分かんなかったけど、すごい事だけは分かった！　証明出来たのも分かった！　日本人がやったのも分かった！　すごいおめでとうございます！！！』とか『要領よくすぐに結果を出す事をよしとする今の世の中で、じっくり研究する事を認めてくれる京大は懐が深い！』とか『証明するのはもちろん大変な事だけど、検証も大変なんですよね。でも、こういう業績で「日本人エライ」とか勘違いする人出ないといいですね。個人の業績だもの』などの意見が多くの支持を得ていました。分かっている人と分からない人の温度差がすごいコメント欄でしたね（汗）。

　とにかく、おめでたい話ですよ。望月博士の今後の活躍にも期待が高まります。どうかプレッシャーに負けず、のびのびと研究を続けていって欲しいものですね。