私、別の人ですけどちゃんとこなしましたので!

 今日(※執筆時)も地元はいいお天気です。室温は執筆時で19℃。ぬくいぬくい。やっぱり晴れるといい感じですね。このまま暖冬で済むのか、今後すごく寒くなるのか……。個人的には暖冬が有り難いのですけど、どうなりますかねぇ。


 昨日のふたご座流星群ですけど、皆さんは見られましたか? 関東近辺はいい観察日和だったそうなのですけど、私の地元は曇っちゃって発見は無理でした。うう、無念……。

 風呂上がりの時間帯はそれでも空がキレイな方だったんですよ。だから油断しちゃったんですね。それで、1時頃に夜空を見上げたらもう手遅れでした。空って一瞬でその表情を変えちゃうんですね。教訓になりましたぜよ。


 さて、昨日は、東京消防庁が救急搬送時に心肺蘇生を望まない終末期患者への対応について、蘇生中止の判断基準を新たに設けると言う発表をしたり、長野の市議で信州プロレス代表の覆面レスラー、グレート無茶むちゃ氏の議会でのマスク着用問題が再燃していたり、福岡で農業用溜池に危険なので特定動物に指定されているワニガメが発見され、他にもいる可能性がある事から周囲に注意が呼びかけられていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは世にも奇妙なニュースです。お坊さんを呼んだらそれっぽいけど違う人がやってくるって、そんな事ってある?


 12月13日(※執筆時)、別の宗派の僧侶になりすまされて葬儀を執り行われたとして、福岡市の遺族4人が僧侶と葬儀会社を相手取って慰謝料など計約600万円を求めて福岡地裁に提訴した裁判の第1回口頭弁論がありました。

 遺族側は「なりすまされた僧侶に導師として読経をされ、多大な精神的苦痛を受けた」と訴えています。僧侶と葬儀会社側は請求の棄却を求めているとの事。


 訴状によると、2017年の5月、福岡県古賀市の女性が亡くなり、古賀市内で通夜、葬儀が営まれました。女性の夫の家は浄土真宗のある宗派であり、葬儀会社にもその宗派の僧侶の手配を依頼。福岡市内の僧侶が読経したのだそうです。


 しかし、その僧侶はその宗派の僧籍を失っており、今は別の宗派の僧侶でした。葬儀の場でも寺の名前を挙げて紹介されたのですが、その寺と僧侶は関係がなかったのだとか。

 ただ、過去に所属していたため、衣を持ち、葬儀の流れも分かっていたのだそうです。


 お布施も払っていたのですが、2年後に本来遺族が望んでいた宗派の寺から「おわび」として遺族に連絡があり、なりすましが発覚したのだそうです。この件で僧侶と葬儀会社は遺族に謝罪したのだとか。

 遺族側の代理人弁護士は「やり直しがきかない事で、厳粛に執り行われるべきなのに……」と話しています。


 葬儀会社側は「なりすましていた事は知らなかった」と主張、僧侶側は「追って反論したい」とコメントしています。


 仏教の事はよく知らないのですけど、こう言う事ってあるんですねぇ。話をよく読むと、これって葬儀会社も被害者っぽい? 

 とは言え、葬儀会社がコスト削減で正規の手続きを踏まずに安いところに頼んだのだとしたら、やっぱ共犯になりそう。真実はどうなのでしょうね。


 よく日本は宗教に大らかだって言いますけど、こう言う問題を目にすると、意外とそうでもないのかなーって気もしますね。

 普段は何でもいいと言う風に振る舞いながら、お葬式では揉める。本当に大事な部分では他の国と同じくらい別の宗派お断りな雰囲気を残している場合が多いのですよね。地域性もありますけど。


 今回の件も、遺族がしっかりお寺と縁が深ければこんな問題は起きようがないですよね。檀家制度があるんですから。と言う事は、遺族も本当はそこまで熱心ではなさそう。ただ、頼んだところが正規なものじゃなかったから怒っているだけなのではないでしょうか。ブランド信仰カナ? 

 私からすれば、その宗派のしきたりには準じていたのですから、それでいいんじゃないかなとも思うのですけどね。慰謝料と言っても良くて葬儀代の一部返金くらいでしょう。それを600万てあんた……。


 まぁ、こう言う問題もこじれるとまたややこしいですからねぇ。やれやれですな。

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