こんな最後は悲しい……

 今日(※執筆時)の地元は台風の影響で曇っております。雨も執筆時では降っていませんね。朝方は降っていましたけど。

 そんな感じで、予想通りと言うか何と言うか、今回の台風も地元には大した影響はなさそうです。進路上の地域の被害がどうか小さなもので済みますように。

 あ、室温は執筆時で27.5℃です。うん、このくらいがいいね。まだ9月だし。


 さて、昨日は、宮城の中学で生徒に配った漢字プリントの模範解答用紙の裏に、いじめの被害者と加害者計23人の名前などが印刷されていた事が分かったり、大阪で女子高生を連れ回して誘拐したとして男が逮捕されたり、陸上自衛隊の東部方面隊所属のヘリコプターが東京都府中市の上空で何者かにレーザーを照射されていた事が分かったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのはあまりに悲しい死亡事故の話題です。仕事中の事故死と言うだけなら色んな所で起こっていると思うのですが、この最期はかなり悲しい部類に入るのではいかと。


 9月20日(※執筆時)午後6時頃、北海道清水町下佐幌の牧場で、酪農業の加藤哲夫さん(86)が穀物などを保管するサイロ内で、牛の餌のトウモロコシに埋まっているのを家族が発見。すぐに119番通報されました。

 その後、加藤さんは町内の病院に搬送されたのですが、約3時間半後に死亡が確認されたのだそうです。


 道警新得署によると、加藤さんは朝からトウモロコシを収穫し、機械でサイロに移す作業をしていたのだとか。やがて姿が見えなくなったので家族が捜したところ、サイロ内のトウモロコシの表面から深さ約2.5メートルの場所で息子さんが加藤さんの足を発見したのだそうです。

 サイロは高さ約6メートルで、加藤さんがサイロ内で餌を均一にならす作業中に誤って落下したとみて原因を調べています。


 このニュース、見出しが『トウモロコシに埋まり男性死亡』だったんですよ。初めて見ましたもんね、そんな見出し。確かに内容的には間違った事は書いていないのですけど、インパクトが大きすぎました。そんな事ってある? みたいな(汗)。


 この事故の原因は86歳の御老体に危険な作業を任せてしまった事にあるのでしょう。そりゃあベテランですし、腕も確かだったとは思います。ただし、体力はしっかり衰えていたはずで、そこをしっかり計算に入れていればこの事故も防げたのではないかと。サイロに落ちてしまったらもうどうしようもなさそうですし……。


 高所作業員みたいに安全帯を付けて作業、みたいな事は出来なかったのでしょうか。例え出来たとしてもおじいちゃん自身が付けたがらない可能性はありますね。職人は身軽さを重視して、安全措置を軽視しがちですから(汗)。せめて単独での作業をさせなければ――。

 きっと事故が起こるまでは何の問題もなくて、各作業は家族それぞれに任せっぱなしにしてしまっていたのでしょう。


 酪農作業は家族経営が多くて人員もギリギリで、それがコストを抑えられる理由にもなっています。ただ、それと引き換えに色んな余裕もないのですよね。

 今後、今回の事例のような事故を防ぐためにも、色々と対策を考えなくてはならなってくるのではないかと思います。

 今回のような不幸な事故が続きませんようにと祈るばかりです。

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