スキマニュース日記

思い出をなかった事にしないでッ！

　今日(※執筆時)は朝から、いや、昨夜からの雨が続いています。静かにしていなくても雨音が聞こえるくらい結構な土砂降り。春は春雨の時期なのにね。おかげで室温は執筆時で１３.５℃。ま、ちょっと寒いくらいが気が張っていいですね。外仕事の方は大変ですけど。皆さんどうか風邪をひきませんように。

　春と言えば愛媛の宇和島でサクラ、ソメイヨシノが開花したようです。これからどんどん北上していきますナ。春はすぐそこ。待ち遠しいです。

　昨日一番のビックニュースは内田裕也氏の逝去の話題でしょうか。氏の偉業は今や一般の人ほど知られていないのかも。私も詳しくは知りませんし（汗）。

　とにかく、破天荒な人だったと言う印象だけが独り歩きしましたね。今頃は向こうで樹木希林さんと夫婦水入らずで仲良くしていると……いいなぁ（遠い目）。

　さて、昨日は他に愛知で名古屋市議が視察旅行で訪れた神戸市の飲食店で他の市議に「くず」などと暴言を吐いたり、頭を叩いたり、女性市議に「チューしよう」と言っていた事が事が分かったり、大阪で中学校の教師が生徒の首を締めるなどの体罰をして逮捕されていたり、レオパレス２１の施工不良問題で当時の社長自身が工事の指示をしていた事が発覚したりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは学校の卒業アルバムの話題です。問題を起こした生徒や何らかの事情のあった生徒の扱いは難しいものがあるのでしょうね。

　昨年５月(※執筆時)に熊本県北部の県立高校に通っていた３年生の女子生徒がいじめをうかがわせる遺書を残して自殺した問題で、学校側が女子生徒の写真を一枚も載せずに卒業アルバムを作っていた事が分かりました。遺族の意向を事前に確認出来ていなかったのだそうです。

　学校によると、アルバムには例年、卒業生の顔写真や、修学旅行など学校行事の様子を撮った写真を掲載しています。

　ですが、今年のアルバムには女子生徒の個人写真を載せず、学校行事などの写真も女子生徒が写っていないものを選んだのだとか。

　遺族によると、教頭と担任が２月１８日に自宅を訪れ、出来上がったアルバムに女子生徒の写真が載っていない事を伝えられたのだそうです。

　学校からはそれ以前にも面会の申し込みがあったようですが実現せず、掲載を望むかどうかの確認は取れていなかったのだとか。

　遺族は「写真を載せてほしい」と学校側に要望。学校は、女子生徒の顔写真や学校行事、部活動に参加している写真を用意し、卒業アルバムの空いているページに両面テープで貼り付けました。

　３月１日の卒業式では、女子生徒の写真があるアルバムを卒業生に配ったそうです。

　女子生徒の母親は「娘が生きて高校に通っていた証しや、自殺に繋がった事実もなかった事にされてしまったようでショックだった」とコメント。

　事前に協議が出来なかった事については、「面会だけでなくメールなどの手段もあったのでは。後から写真を貼り付けただけのアルバムになってしまい、残念です」と話しています。

　高校の教頭は「女子生徒の写真が外部に流出してしまう事を心配した。事前にご遺族に会おうとしたが、タイミングが合わなかった。事前に意向を確認するべきだった」とコメント。遺族には謝罪をしたそうです。

　学校側、遺族にアルバムを渡す気があるのに、その子の写真を外した意図が分かりません。そんな事をしたら遺族が悲しむって分かりきっているのに。配慮が足りなさすぎですよね。

　後で両面テープで貼り付けた処置もやっつけ感増し増しで残念です。

　問題のあった生徒の写真と言うのは、無関係な生徒にとってはあまりいい印象を抱かないものかも知れません。ただ、学校側の説明ではそっち方面の配慮ではなかった様子。

　外部に漏れるのを心配、何かそれって本当に自殺した生徒のためを思っての行為だったのかな？　と思わなくもありません。学校側の都合のような？

　卒業アルバムは人によっては一生の思い出になるような大事なものです。時には扱いの難しい生徒が出てしまう事もあるとは思いますけど、どうか生徒目線になって大切に作って欲しいと思います。