もうやだ……仕事とかしたくない……っらぃょ……

 相変わらず今日(※執筆時)もいいお天気で、残暑も絶好調ですね。そんな折り、小学校の側を通りかかると、児童達が校庭で運動会の練習をしておりました。みんな、倒れないようにね。やっぱり田舎は今でも秋運動会の方が多い感じです。

 運動会はやっぱ秋ですよねぇ。ええ、異論は認めます。


 さて、昨日は群馬で太田市の市長が先日の防災ヘリ落下の件について自爆して全くお粗末だと発言して物議を醸していたり、長野で行われていた自転車ロードレースの会場で参加していた選手ら60人と関係者1人がキイロスズメバチらしきハチに刺されてしまったり、JR新宿駅で誰かが置いていった缶が爆発して噴出したとみられる液体が20代の女性の左足にかかって軽い火傷を負ったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは追い詰められた教頭先生の話題です。校長の次の立場でありながら、教頭もまた中間管理職なんですよね。そりゃ問題が積み重なったなら、そのストレスにも耐えきれなくなると言うものです……。


 8月24日(※執筆時)京都市教育委員会は市立小学校の教頭だった男性教諭(56)を停職6カ月の懲戒処分とした事を発表しました。教諭が今年5月11日から職務を放棄して失踪し、愛宕神社の建物で寝泊まりして建造物侵入罪で罰金10万円の有罪判決が下ったと言う結果を受けてのものです。


 教諭は職務の負担や家庭の事情で追い詰められ、同容疑で逮捕されるまでの3週間余りをこの神社の建物で過ごしていたのだとか。

 処分を受けた同日付で教諭は依願退職したのだそうです。


 市教委によると今年5月11日、教頭だった教諭は学校を車で出て失踪。西に向かう内に愛宕神社へ行く事を思いついたのだとか。

 翌12日から6月4日まで神社の倉庫に寝泊まりし、日中は下山して食べ物を調達するなどしていたそうです。同4日夜に神社の職員に発見され、建造物侵入容疑で京都府警に翌日逮捕されました。

 8月10日に京都地裁で有罪判決が確定したそうです。


 市教委の聴取に対して、教諭は「事務処理が立て込んでいて負担を感じていた。睡眠不足や家庭の事情も重なり、精神的にしんどかった。学校に不満は無かった」と説明。「児童や保護者、学校関係者などに多大な迷惑をかけて申し訳なかった」と反省しているそうです。


 学校、このブラック企業。昔と比べてもかなり仕事量が増えていて、教師を取り巻く環境は悪化の一途を辿っているみたいですよね。学校の数だけブラック企業があると思うと気が遠くなります。

 この教頭もまた、ブラックな環境に押し潰された被害者の1人だったのですよ。


 先生は本来子供を教えるのが仕事なのですが、今ではそれをメインに出来ないほど色んな雑務をこなさなくてはならなくなっているって聞いた事があります。そりゃ授業より塾の方が勉強しやすいって言われますわな。向こうは授業に特化してますから。


 教頭も激務に加えて家庭の事情まで重なって、精神的にかなり辛かったのでしょうね。どこかで気を休ませる事が出来れば、失踪まではしなかったのかも知れません。学校自体に不満はなかったそうですし、本当に残念です。


 失踪まではしなくても、精神的にギリギリの先生方は全国にたくさんいる気がします。こう言う先生方をケア出来る仕組みや仕事の負担を減らす方策を考えて、それをどんどん実行して欲しいですよね。お願いしますよ文部科学省のエライ人ー!

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