暴走おばあちゃんはゴールドドライバー

 今日(※執筆時)は曇っております。室温は25℃。蒸し蒸しとはしていませんけど気持ち的には少し重い感じがします。気分的なものなのかなぁ……。

 そう言えば地元、梅雨入りが発表されました。早っ! 最近は梅雨に入ったからって雨が続くとは限らないので油断は禁物です。どうか空梅雨になりませんように。


 そう言えば、西城秀樹さんの葬儀の一般参列者への配布品がどんどん転売されているのだとか。何か大きなイベントがあると転売屋さんが活発になるのが最近の傾向ですけど、モラルは守って欲しいものですよね。

 けれど、そんなものはポイーな人が増えてしまった事はとても残念に思います。せめて売りに出されても買わないようにしたいですね。そう言う運動こそが無節操な転売ヤーをなくす鍵になると思います。結局は需要と供給なんだぜ。


 さて、昨日は、熊本で刃物を持って切りつけてきた男に襲われた警察官が発砲して射殺してしまったり、同じく熊本で警察官を語って幼い子供を誘拐した男が逮捕されたり、東京で70年前に死亡した兄を装った詐欺電話を受けた男性が逆に話に乗ったふりをして警察に通報し電話の相手を見事逮捕に導いたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは御老体の運転する車が起こした悲惨な事故の話題です。長年安全運転をしていても、ほんの少しの油断が全てを台なしにしてしまう。私達は車を運転する時、走る凶器を操作している事を常に意識していないといけませんね。


 28日午前10時55分ごろ、神奈川県茅ケ崎市元町の国道1号で、90歳の女性が運転する乗用車が4人をはねると言う事故がありました。県警茅ケ崎署は車を運転していた同市の無職、斉藤久美子容疑者(90)を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕したそうです。

 同署によると、斉藤容疑者は「赤信号と分かっていたが、誰も横断歩道を渡り始めていなかったので行けると思った」と供述しているのだとか。


 逮捕容疑は28日午前11時ごろ、茅ケ崎市元町の国道1号の交差点で、横断歩道や付近を通行中の4人をはね、自転車に乗っていた同市の松浦久恵さん(57)を死亡させ、39~63歳の男女3人を負傷させたと言うものです。


 斉藤容疑者は現場の東約10メートルの場所にある自動車修理店に来店。旅行の土産を渡し、店の駐車場を出た直後に事故を起こしたのだとか。


 同署によると、斉藤容疑者は3月に運転免許証を更新した際の認知機能検査で問題は見つからず、優良運転者免許証を持っていたのだそうです。


 お、おばあちゃーん……。今までずうっと安全運転していたのにどうしてこうなった。赤信号は止まらなきゃでしょ……。止まっていたらこんな事は起こらなかったのに……。

 赤信号を無視して事故を起こした車は奇しくも真っ赤な車でした。まるで何かを暗示していたかのように。


 おばあちゃん、さすがに検査をパスしてただけあって耳も遠くないし、会話も普通に出来ていたのだそうです。自動車整備店の人の話によると、運転も荒くないし、ノロノロしている訳でもなく、ごく普通だったとの事。

 事故を起こしても特に取り乱すような事もなく、冷静に警察の聴取を受けていたと言う話ですから、普段からしっかりしていたのでしょう。そんな人でも事故を起こしてしまう。それが自動車事故の怖いところですね。


 この事故をきっかけにまた高齢者の免許の取扱について議論が活発する事が予想されます。都会はともかく、田舎は車がなくなると死活問題になりかねません。なので、今後も高齢者の交通事故は増え続ける事でしょう。

 自動運転はまだまだハードルが高そうなので、安全補助機能の強化が急がれますね。それで、赤信号になったら絶対に車は動かせないなどの機能も盛り込んで。


 高齢者にはそう言う車しか運転出来ないように義務付ければ、いくらかは事故も未然に防げるかも知れません。様々な手段を使って状況の悪化を防ぎたいものですね。

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