あー、もうその絵は邪魔だから捨てちゃってー

 今日(※執筆時)も暑くなくも寒くもなくのちょーどいい感じですね。ただ今23℃の室温の中で執筆しております。窓の外からは小鳥たちのさえずり。長閑ですなぁ。


 連日報道されるTOKIO問題では、いつかメンバーに戻りたいという山口メンバーに、残りのメンバーがそんな都合のいい話はないと突き放す展開となっているようですね。今後は4人で活動する形になるのでしょうか。

 重要な問題を一切仲間に打ち明けなかった山口メンバーの対応にみんな憤ってるみたいです。残念ですけど、結局そう言う流れになってしまうのかも知れませんね。


 さて、昨日は、東京で生後2ヶ月の弟の頭を9歳の兄が叩いて死亡させてしまったり、京都で「死にたい」と投稿した女子高生を誘い出して数時間連れ回して家に返した40代の男が誘拐で逮捕されたり、長崎で発達障害の生徒に「ほかの学校に行った方がいい」等と言った発言が不適切だとして教師が告訴されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは価値の分からない人には芸術は理解されないと言う話題です。私も現代美術に関してはさっぱり理解が出来ません。分かる人にはすごいのでしょうけどねー。


 3月の末(※執筆時)に東京大学安田講堂前の地下食堂に飾られていた著名画家の大作が、施設改修に伴い廃棄されていた事が分かりました。

 廃棄されたのは2012年に亡くなった宇佐美圭司さんによる4メートル角の作品。宇佐美さんの作品には数百万円の値を付けるものもあり、専門家は「絵の価値を知らなかったのではないか」と指摘しています。


 宇佐美さんは武蔵野美術大教授、京都市立芸術大教授などを歴任し、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。さまざまなポーズの人型を円環状に繰り返し描く知的な画風で知られ、1972年の「ベネチア・ビエンナーレ」では日本代表を務めるなど内外で活躍しました。廃棄された絵は77年に大学側から依頼され制作されたものです。


 食堂を管理している大学生協はホームページで、絵の行方を尋ねる質問に対し「新中央食堂へ飾る事が出来ず、また別の施設に移設すると言う事も出来ない事から、今回、処分させて頂く事といたしました」と回答。「吸音の壁」になる事や、「意匠の面」で絵が飾れない事を処分の理由に挙げているようです。


 うーん、勿体ない。メルカリで売れば良かったのに。と、言うのは冗談ですが、著名な絵も価値の分からない人にはただの備品でしかないのですね。残念。

 これが民間企業ならもっと考えて対処した可能性はあります。その絵に価値がある事を知らずに処分は流石にしないんじゃないかと……。大学の施設だからそう言う意識も少なかったのかな、なんて思うんですよね。


 とは言え、処分するくらいなら美術館に寄贈するとか、その絵の有意義な再利用方法は色々と考えられますよね。そう言う方法を食堂側の関係者はちーっとも考えなかったのでしょうか? もしそうだとしたなら残念な話です。


 絵が寄贈された時は流石にその価値は理解出来ていた気がするんですよ。それが現代に引き継がれていなかったのかも知れません。

 もう廃棄されてしまったので後の祭りですけど、この処分を決める場に絵の価値の分かる人がいたなら廃棄は免れていたのかなと思ってしまいます。異議を訴える人がいて止められなかった可能性もありますけど。

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