ムカ着火ファイヤー!

 うーん、歳を取ると蚊の羽音に気付きにくくなると言うアレがありますが、またしても知らない間に蚊に刺されておりました。全く困りますぞ。若い頃ならきっと羽音に気付いていたんでしょうナ。聞こえずに刺されるのと、聞こえて気になって音の正体を追いかけてしまうのはどっちが幸せなのでしょう。


 あーでも考えてみたら後者の方が幸せかも知れません。音が気にならない分だけね。ずうっと何かに気を取られるって結構ストレスになりますから。何処かでヘリコプターの飛ぶ音が聞こえて、空を見上げてその位置を確認出来なかったらモヤモヤしません? 私だけかな?


 昨日(※執筆時)一日だけでもレディー・ガガが病名を発表したり、障害者施設の暴行事件で犯行時間の間だけ都合よく監視カメラが作動していなかったり、iPhone8の仕様が公開されたりと色々ありました。どれも興味深いニュースです。


 さて、そんな中、今回取り上げるのはタイトルで分かる通り、ムカついたので着火したと言うものです。人は感情の生き物ですが、感情に支配されてはいけませんよ。絶対後で後悔しますからね。


 9月12日(※執筆時)、大阪府警高槻署は殺人未遂などの疑いで、大阪府高槻市の無職、内山智仁容疑者(54)を逮捕しました。逮捕容疑は交通事故の相手の家に火を付けて殺害しようとしたと言うものです。容疑者は容疑を認め、「示談金の額に不満があった」と話しています。


 署によると容疑者は同日夕方、同市内の無職男性(72)宅の居間にアルコールをまいてライターで火を付け、男性と妻(69)を殺害しようとしたそうです。男性と妻はいずれも軽傷で済みました。


 府警によると、内山容疑者は平成27年9月、同市内で自転車を運転中に男性の車と接触し、負傷。この日は男性宅で、示談金の額などについて話し合いをしていたのだそうです。


 どうやら発端は接触事故のようですね。何故間に保険屋さんを挟まなかったのでしょう? 多分大した事故ではなかったからとかなのでしょうけど、小さな事故でもこじれる時はこじれます。余計なトラブルを発生させないためのプロですからね。警察にも来てもらって事故処理は正しく行うべきでした。


 この容疑者の男って当り屋的な行動を取っていそうですよね。保険屋を呼ぼうとした被害者をうまく言いくるめたのではないでしょうか? で、示談金をたっぷりとふんだくろうとした。飽くまでも私の勝手な想像ですが。


 幾らかは示談の話もついたのでしょうし、今回はそこで手打ちにしておけば良かったんですよね。うまくいかなくてどれだけ腹が立ったにしても放火はいけません……。放火の罪は重いんですから。

 きっと火をつけている最中はそんな事1gも頭の中になかったのでしょうね。お陰で放火犯になるは思い罰を受ける羽目になるはの踏んだり蹴ったりです。


 人間、一時の感情に流されてはいけません。その結果後悔している人はきっと星の数程もいるのでしょう。私達はそう言う愚行を目にする度にそれを他山の石として、堅実に生きていきたいものですね。

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