メルカリ狂想曲

 最近は何かとメルカリ関係が騒がしいじゃないですか。なので今回はそれをテーマに少し語ろうかなと思います。


 最近はずっとニュース記事を挟んで書いていますけど、今回はそれなしで思うままに書いていきますね。だから内容に間違いとかあるかも知れませんが、そう言う時は指摘してくださると嬉しいです。 


 ここ最近のメルカリ騒動の発端は現金の出品でしたね。4万円を4万7000円で売るとか何それ意味分かんない! の世界でした。その理由についてマネーロンダリングが疑われています。クレジットカードの現金化とかにも使われているのではないかと。普通、現金を売るなんて考えませんから、思いついた人は賢いですな。


 この件の背景にあるのは貧困問題ではないかと推測されていますけど、流石必要は発明の母ですね。人間追い詰められたら何をしてでも生きようとします。生存本能すごい。


 それもこれも希少コインや珍しい紙幣の売り買いをさせろとの声に押し切られ、メルカリ側が現金売買を許可してしまった事から始まっているようです。

 そのサービスが始まってすぐに悪用する人が現れるのですからねぇ。いやはや。


 問題が発覚したのですぐにメルカリは現金出品を禁止します。マイナスイメージが広がるのはまずいですからね。意外と動きが早いなと当時は思ったものです。

 しかしそれはイタチごっこの始まりに過ぎませんでした。


 現金が駄目ならと今度はそれを折り紙にして魚のオブジェと言う名目で出品する人が出て来ます。そんな小手先のごまかしが通じる訳もなかったのですが、現金そのものが駄目ならと次に出て来たのがチャージ済みのSuicaの出品。これも話題になりましたし、禁止になった……のかな? Suicaを売る事自体が法律で禁止されているはずなので禁止が妥当でしょうね。


 現金に変わるものなら何でもいいやとなりふりかまっていられない出品者が次に取った行動がパチンコ屋さんで交換出来る所謂特殊景品です。


 パチンコをした事のない人に説明すると、パチンコでゲットした玉はパチンコ屋さんで普通の景品か特殊な景品と交換出来ます。この特殊な景品を店外の古物商で売ると結構な値段で買い取ってくれるんですね。これを三店方式といいます。

 なのでパチンコはギャンブルじゃあないんですよ! 建前上!


 こほん、で、その特殊景品がメルカリに出品されていました。あの特殊景品ってそのパチンコ屋さんでなくても換金出来るものなんですね。その事実にまず驚きました。勿論大きな話題になったのでこれも禁止になったはずです、多分。


 何を出しても対策されてしまう為、知恵を絞った出品者が次に取った行動がキャッシュバックサービスです。パワーストーンを買ってくれた人に1万円キャシュサービスします。とかやっているようです。

 パワーストーンなんてただの飾りですからね。実質は1万円を売っているようなものでしょう。これも明るみになったので何らかの対策をされるものと思われます。


 しかし次から次に本当の良く様々な手口を思いつきますよね。新しい手段が明るみになる度に私は感心しています。多分このキャッシュバックが封じられても、また新たな何らかの手口を講じてくるのでしょう。今はどんな手口で規制の隙を狙ってくるのか楽しみになって来ています。意外と出品者も案外楽しんでいたりして(汗)。


 こんな迷惑な出品者に対するメルカリなのですが、出品に関する監視は人力なのだそうですよ。毎日100万点を超える数の出品があるようなのに人力で弾いているのですから、そりゃあすぐには見つからない事もあるでしょう。


 その仕事内容はと言えば、監視用ツールで怪しいワードを入力して目で確認して対策をしているのだそうです。その仕事に関わる人員は総勢200名、24時間体制で仕事をしているのだとか。関係者の方々が目を酷使し過ぎない事を願うばかりです。


 そう言う業務でのチェックの他には利用者からの報告も大いに役に立っているようですね。やっぱり今までにない手口を使われたら既存の方法しかチェク出来ない本社側の監視では見逃されてしまいますから。


 しかし、膨大な出品者情報を全て人力でチェックはどう考えても無理がありますし、機械的に怪しいのは省ける仕組みを早めに構築べきかなとは思います。そうなると多分気軽に出品出来ると言う部分が犠牲になりますが、安全の為には多少の犠牲は仕方ないと思いますよ。

 チェック人員って雇用が生まれているから人力も続けるべきなのかもとも思いますけど。


 自動判別はまだすぐには出来ないみたいなので、これからもいたちごっこは続くのでしょうね。


 メルカリの出品物は直接現金に関わらなくてもチケットや人気商品の転売、過去にはペヤング焼きそばが、最近ではピザポテト買い占め問題がありました。

 こんなものも売るの? って言うの話題になったのでは領収書や卒業アルバム、中には離婚届なんて言うのまで出品されています。ただで入手出来るものを少額で売る。考えた人は賢いと言わざるを得ません。メルカリは上手く使いこなせれば結構な錬金術になりえますね。


 さて、メルカリだけが話題になっていますが、メルカリ問題と言うのはネットオークション全体で考えなければいけない問題でもあります。メルカリで売られている物はヤフオクでも売られていると考えて間違いないのですから。業界全体で健全化に動いて欲しいと思います。


 個人売買と言えば最近はAmazonでも問題が発生しているようです。マーケットプレイスで安い商品を注文したら商品が送られてこなかったとか、そう言う問題が多発しているのだそうです。


 きっとAmazonって名前で信頼してしまうのでしょうね。マーケットプレイスはAmazonは直接関わってはいないと言うのに。こう言う情報弱者狙いの詐欺まがいの行為に対応するには私達利用者が賢くならないといけません。

 何でも鵜呑みにせずに慎重に買い物は楽しみたいですね。お金は大事だよー!

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