スキマニュース日記

カーブミラー受難ナリ

　前回は交通標識が原因不明の腐食で倒れると言うニュースを取り上げましたが、今回はカーブミラーのお話です。取りあげるのがまたしても小さな事件でごめんなさい。

　カーブミラーってとても大事なものですよね。車を運転する時とか、これを見ないと安全運転は出来ません。カーブミラーが上手く見えないとその通りを通る時はすごく慎重になります。まるで目隠しをされて歩くような、そんな緊張感があるんですよね。

　自動車は走る凶器、いつ死角から何が飛び出してくるか分かりません。何かあってからでは遅いのです。失って取り戻せないものはひとつじゃないですからね。

　そう言う訳でとてもとても大切なカーブミラーですが、よりにもよってそんな大切なものを全く大切に思っていない人が現れたようなのです。これは由々しき事態ですよ！

　今年の２月下旬以降(※執筆時)、東京都立川市内で鏡面部分が割られたカーブミラーが相次いで発見されています。市によると、２５日現在で４１枚の被害を確認。立川署が器物損壊容疑で調べているそうです。

　市道路課によると、２月２７日に住民から「カーブミラーが割れている」との届け出があり、市内で２枚の被害を確認しました。３月中には同市幸町などでさらに２９枚の被害が発覚。

　市は３月２４日に立川署に被害届を出しましたが、今月に入っても被害は続き、新たに１０枚が確認されているそうです。これらの内３８枚が同市北東部の砂川地区（幸町、砂川町、栄町など）に集中しているのだとか。

　む！これは犯人の生息地が絞られそうな情報ですゾ。ただ、情報を撹乱させる為にわざとそこまで出向いて犯行を重ねている可能性も捨てきれませんが……。

　割られたミラーはすべてが角型(縦約４５cm×横約６０ｃｍ)のものだそうです。

　このタイプのカーブミラーは住宅街に設置されているものが多く、その犯行の形跡から見て、いずれも中心部を硬い棒のようなもので一撃で割られたのではないかと推測されています。

　しかし、そう言う犯行にも関わらず、市民からの情報は寄せられてはいないそうです。この現状を踏まえ、市の担当者は夜間に犯行が行われているのではないかと推察している模様です。

　カーブミラーが割れたままでは危険なので被害に遭った所は全て新しい物に取り換えているそうです。このコストも税金なのですから地域住民の人は腹立たしい限りですよね。

　このミラー交換だけで一枚あたり５万円程かかるのだそうですよ。

　この犯人を捕まえるにはやはり監視カメラが効果を発揮するような気がしますね。こんな所にそんなカメラは要らないだろうと思う場所にこそ、監視カメラは必要な気がします。

　それにしてもカーブミラー４１枚と言うのは割られ過ぎです。

　これだけの事を騒がれずに実行するなんて、なんてテクニックの持ち主なのでしょう。音を出さずに割る技術を身に付けている気がします。

　犯人の目的は何でしょうね？　ただカーブミラーを割りたいだけ？　カーブミラーの不備による事故の誘発を狙った？　それともミラー交換需要を狙った業者の……流石にそれはないか。兎にも角にも愉快犯の犯行である事は間違いないでしょう。

　ここまで騒がれたのでもう犯行は止めてしまうかも知れません。今のところ犯人に繋がる情報はあまり集まっていなさそうな雰囲気なので、ここで犯行を止めると犯人には辿り着けない可能性もあるのかも？　

　警察には犯人をどうにかして捕まえて欲しいですよね。模倣犯が全国で多発してもいけませんし。こう言う事をしてはいけないってメッセージを強く打ち出さねばなりません。抑止力は大事です。

　私はカーブミラーが割られていたり、ガードレールが破損していたりと環境の不備が目立つ場所に来ると治安に不安を覚えるんです。ここはすごくガラの悪いところなんじゃないか？　そう思ってしまうんですよね。

　逆に周りの整備が行き届いているとものすごく安心します。街が健全に保たれているってとても大事な事なんですよね。