祝!シン・ゴジラ7冠達成!

 昨年の夏は邦画の熱い年でしたね。テレビドラマの延長の作品や漫画の実写化などの安全牌作品ばかりじゃなく、チャレンジングなオリジナル作品が多くの観客を楽しませてくれました。

 そんな夏の話題作の話題作の口火を切ったのが「シン・ゴジラ」だと思います。12年ぶりに復活したゴジラは監督にエヴァンゲリオンの庵野秀明監督を迎え、ただの怪獣映画ではない、新時代のゴジラを作り上げました。この映画の影響はカクヨムにも波及し、数々のシン~シリーズを生み出したのもまた私達の記憶に新しいと思います。


 そんな「シン・ゴジラ」が第40回日本アカデミーショーで7冠という圧倒的な評価を得る結果を残しました。40回目と言う節目の年にここまで圧倒的な評価を得られるのは凄い事だと思います。それだけ今までの邦画にはなかった評価されるべき点が数多くあったと言う事なのでしょうね。


 「シン・ゴジラ」に関しては考察するネット記事や書籍が沢山出ましたし、拙文ながら私も感想を書きました。昨年の夏はまさしくゴジラ旋風が吹き荒れたと言っても過言ではないでしょう。


 本家のアカデミー賞に比べ、日本アカデミー賞は余り権威のあるものとは捉えられてはおりません。レコード大賞のように賞はお金で買えるとか受賞は有名監督作品の持ち回りだとか言われています。

 それでも自分の好きな作品が受賞、しかも圧倒的評価で、と言うのは嬉しいものですね。この評価で日本アカデミー賞はそれなりに映画を評価しているんだぞと言う事を示したかったのかも知れません。「シン・ゴジラ」の興行成績が良かったからと言うのが一番の理由なのでしょうけどね。


 今回「シン・ゴジラ」が受賞した賞は以下の通り。


 ■最優秀作品賞『シン・ゴジラ』

 ■最優秀監督賞 庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督)『シン・ゴジラ』

 ■最優秀撮影賞 山田康介『シン・ゴジラ』

 ■最優秀照明賞 川邉隆之『シン・ゴジラ』

 ■最優秀美術賞 林田裕至/佐久嶋依里『シン・ゴジラ』

 ■最優秀録音賞 中村淳(録音)/山田陽(整音)『シン・ゴジラ』

 ■最優秀編集賞 庵野秀明/佐藤敦紀『シン・ゴジラ』


 この評価を見る限り、優秀なスタッフが支えてくれたからこそこの映画は名作になったと言う事が言えると思います。音楽も全てオリジナル曲だったら受賞していたのかも?この映画の音楽は過去のゴジラ作品で使われた曲も多数使われていますからね。


 ちなみに「シン・ゴジラ」以外の邦画の受賞作(アニメ除く)は私全然観ておりません(汗)。名前を知っていたのも「怒り」くらいでした。


 さて、今年はどんな作品が世間を騒がせるのでしょう。きっと本命は夏公開の作品とかになるのでしょうけど、是非ともいい作品を公開して貰って私達を楽しませて欲しいものですね。

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