「悪魔払い」女児死亡で逮捕
「お主は呪われておる!」なんて、普通は物語の中でしか聞く事の出来ない言葉ですが、日々ニュースを見ていると年に1,2度はこう言った事件を目にしますよね。
大規模なヤツではオウム真理教のアレもこれに含まれるでしょうか?
いや、アレはもっと大規模なので別種として分けた方がいいでしょうね。オウム真理教の裏にはもっと大きな組織がバックにいて利用された説が濃厚です。詳しく書くと陰謀論に発展するので今回は言及しませんが。
暴走した狂信者の起こした事件としては「定説です」のライフスペースの事件とか記憶に新しいでしょうか。有害な電磁波から逃げるために放浪していたパナウェーブ研究所とかも懐かしいですね。最近で言えばお寺の修行をしていた少年を暴行したお坊さんとかいましたね。あの事件もお寺の質自体が悪いと言う話が出て来ました。
これらは宗教団体の起こしたものですが、個人が起こした事件もたまに報道されます。今回ニュースになったものも個人の霊媒師?が原因のようです。
報道によると2011年5月に前橋市の女児(当時1歳)に暴行を加え死亡させた疑いで23日、群馬県警が女児の母親の知人を逮捕したとの事。事件自体は今から6年近く前の話ですね。逮捕までにそれだけの時間がかかったようです。
犯行を行ったのは自称コンサルタント業の北爪順子容疑者(63)。彼女は中島
容疑者は悪魔祓いと称して知人の1歳の娘さんを日常的に暴行し、結果的に死なせてしまったのだそうです。母親は容疑者を先生と呼び、連日彼女の世話をしていたのだとか。きっと母親は容疑者に何かの恩があったのでしょうね。
しかしいくら何でも1歳の女児に死亡させてしまうまで暴行を加えるだなんて、まともではありません。悪魔祓いをしている本人が悪魔憑きだったとしか思えないくらいです。
事件を起こす自称霊能者の行動は結構共通していて、まず悪魔祓いまたは悪霊祓いと称して行為を行い、その対象人物が死ぬまで殴るのを止め――じゃなかった、行為を止めない。
多分ですが、こう言う事を行う人は見た目ですごくカリスマ性があるように見えて、頼る人が心酔してしまうんじゃないかと思います。多分そう思わせるテクニックに長けているのでしょうね。
能力のないただの詐欺師ならば金づるを失うような暴走をするはずがありませんし、こう言う行為をする人達はやはり何らかのそう言う体質だったのではないかと私は思います。憑依体質と言うか、最初は良かったのかも知れませんけど、いつの間にか似て非なる別のものに乗っ取られてしまったのではないかと。
霊的知識のない人は御存知ないかも知れませんけど、霊媒にかかる霊は霊媒の心の状態次第で変わっていくものなのだそうです。善良な心には善良なものが宿りますが、欲が深くなると欲深いものが代わりに宿ります。善良な振りをして変わったのを気付かせないようにして霊媒を操り、好き放題するのだそうです。
この事件もまたそう言ったものがさせていたのかなとも思います。少なくとも事件前はそれなりに治療をしていたみたいですし、信頼されなければ誰だって1歳の子を赤の他人に見せようなんて思わないでしょう。
事件の詳細が分かったらこの想像はまるっきり外れているかもですが……(汗)。
こう言う事件があるからオカルトやスピリチュアルは誤解されてしまうんですよね。
霊媒師やシャーマン、拝み屋に祓い屋は昔から存在していて、その多くはちゃんとした役割を持って社会に貢献しています。変な事件のせいでまともな人達まで悪く言われる事がなければいいなと思います。
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