第14話 お化粧という加工

 今回は、コスプレにおける化粧についてのコメントです。良かったらご一読を。

 とにかく涙ぐましい努力をして、顔を作っております。その一片でもご理解頂ければと、思っております。





 まず目ですが、カラーコンタクトを仕込み、目尻やまぶたにアイラインを引き、尚且つ二重に見えるようにダブルラインで引き、ビューラーでまつげも持ち上げてさらに上下につけ睫毛を貼り、キャラによってはさらに模様を書き込みます。


 続いてテーピングです。目をつり目に変えたり顎のラインを細く見せるため、皮膚を吊り上げるのです。

 地毛が出ないようにウィッグネットを被った上から、こめかみの所とか耳の下とか、目立たない所に貼りつけます。貼りつける力は多少強めで尚且つ肌には優しい、そんな材質のものを求めて、薬局などを探し回るのです。


 そして肌に塗るファンデーションです。毛穴を隠しつつ卵肌を実現させるため、様々なものを試します。

 前日から毛穴掃除のためにクレンジングをし、化粧水をたっぷりパッティングし、当日になったら、目の下のクマやホクロを隠すためにコンシーラーを塗り、舞台用のドーランなどを使用して顔色をキャラに近づける訳です。





 もちろんこういう事をしてる方ばかりではなく、キャラが無精だからリアル感を出すためわざと何も塗らなかったりする、そんな人もおります。


 あくまで上記のものは一例ですので、すべてのレイヤーさんがやっている訳ではないので、ご承知下さい。しかし、やってる人はトコトンやってますからねぇ…。


 まずはナチュラルな所から。それからでも大丈夫だと思いますよ。

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