時計仕掛けの魔法瓶

@Alialina77

第1話

成長してから身につけるもの。時計。成長していなくても、持つようになるもの。携帯。そして、どんな時代でも持つものは水筒である。水が欲しいとき、パカッと開けて、グイグイと飲む。水筒を前にすれば、いつの時代でもする行動は一緒である。

部活の間の時間に飲むお茶も体育の後に飲むお茶も美味しい。周りに人がいてもいなくても、喉を潤すために、1人でぐいと飲む。飲むということに自己を投入している贅沢な時間。人の目や話を脇において、別の角度からいえば、人を尻目に、1人だけの行動をするという、信頼に支えられた行動。私的で素敵な時間。

飲み会では、飲むことを通じて、繋がりや盛り上がりを作る公共的な場が作られる。そんな、引っ張られるような飲み方も良いが、なにか、断つような、そんな飲み方が好きだ。


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