僕たちの足

ベッドからはみ出した君の足

僕より小さな君の足


親指をくすぐって

小指を触って

ふっくらした足の裏側を眺める


毛布を蹴飛ばす君の足

僕より白い君の足


憂鬱を蹴って

迷いを蹴って

君の足は僕の不安を消してゆく


僕も君と足を並べて眠ろう

君の不安を僕が蹴飛ばせるように


ベッドからはみ出す僕たちの足

朝へ走り出すのを待つ僕たちの足

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る