第115話 追手


 ――森に甲高い連続音が鳴り響いた。

 カンカンカン、と一定のリズムで鳴り響くその音は、音量自体はさほど大きくないのに、森が静かだということを差し引いてもやけに遠くまで届いた。

 魔法で加工された警報装置。何者かが仕掛けた罠を、別の誰かが作動させたのだろう。


 リュドミラも当然その音を聞いていた。

「近いな。行くぞ」

 四人の魔人は素早く音の方向へ駆け出した。

 誰が罠にかかったのかは不明だが、誰であれ関係ない。迷宮で追いかけた人間たちの内誰か一人捕えるだけでも、あの少女を追い詰める手がかりに成り得る。


「――探知魔法にかかったよ」

 シェンフェルが言った。彼の探知魔法にかかったということは、距離はそれほど離れてはいない。


「距離と方角は?」

「一時の方角に逃げてる。三○○メートルくらい。遅いから追いつける」

「速度をあげるぞ」


 リュドミラの指示に従い、各員が移動速度を上昇させる。

 三○○メートル程度の距離であれば、リュドミラ達であれば一〇秒もあれば詰められる。


「アドバミリス。お前が先駆けだ」

「了解」

 アドバミリスは剣を抜いて突撃する。

 木々の隙間を縫うように、一切の減速なく森を駆け抜ける。


「あと二○メートル」

 シェンフェルが言うと、アドバミリスは勢いよく木を駆け上り、上空から飛び掛かった。

 男の後姿。無防備な背に剣を向ける。


「――ッ!?」

 そこで男もアドバミリスの殺気に気づいたのか、背後を振り返った。

「……違う?」

 アドバミリスの困惑。先程迷宮で出くわした人間たちの誰でもない。

 だが彼らの仲間である可能性はある。かまわず剣を振り下ろした。


 響く金属音。

 二人の剣がぶつかり合い火花を散らす。

 アドバミリスの注意が一瞬逸れたとはいえ、背後からの奇襲にここまで正確に対応してくるのだからかなりの実力者だろう。


 アドバミリスが着地。すかさず連撃を見舞う。

 だがその時には既に男の混乱は収まり戦闘態勢へと移行していた。剣戟が幾重にも交差し、激しい攻防に巻き込まれた周囲の木々が切り倒される。


「――ぬ!?」

 男が焦燥の表情を浮かべる。

 アドバミリスに追いついたリュドミラ達が更に左右に分かれ、男に波状攻撃を仕掛ける。

 アドバミリス一人で男とは互角に斬り合えている。ここに三人の加勢が入っては一気に形勢は傾く。

 男が意を決し迎撃態勢に入った、そのとき。


「リュドミラさん、待ってください」

 アドバミリスが制止の声をかけた。


 アリアシオの大剣が男まで数十センチというところで止まり、リュドミラも魔力弾の発射を押しとどめた。

 男も剣を構えたまま固まっている。世界が停止したかのような時間の中、アドバミリスが静かに剣を鞘に納めた。


「この男は人間ではありません。魔人です」

「確かか?」

「はい。数度剣を交えてそう感じました。それに、あの人間たちのパーティにこれほどの実力者はいないはずです」


 数秒の沈黙の後、リュドミラは掌に溜めていた魔力をかき消した。

 アリアシオも大剣を背に収めた。だが男は剣を構えたままだった。


「魔人であれば武器を収めるか。であれば、貴様らも魔人か?」

「そうだ。貴公の名を聞きたい」

「魔人だと証明できるか?」


 男の問いかけにリュドミラは嘆息した。

 これは古くから、多くの人間と魔人を悩ませてきた問いだ。


 魔人と人間の容姿は非常に似ている。

 特徴的な何かしらを持つ者もいるが、今回のように偶然遭遇した場合に区別がつかないことはしばしばある。

 今でこそ、魔族を探知するようなアイテムが制作され一部の都市には出回っていたりもするが、それらがない場合は明確に証明することは難しい。


 結局、神官による聖属性の白魔法をかけてみるというのが一番精度の高い方法で、今回のようにそれが出来ない場合は身分を証明することに苦労することになる。

 この問題は根が深く、身分証の発効やエンブレムの作成などいくつか手段が講じられたが、どれも決定的な解決には至らなかった。

 だからこそ魔人の接近や潜伏を暴き出し抑止する占星術が、日夜片時も途切れず稼働し続けているのだ。


 ……現に、元魔王であるパンダがあっさりと人間社会に溶け込めてしまっているという事実が、この問題の深刻さを如実に表している。


 魔人の特徴を強いて挙げるならば、雰囲気や気配が人間とは違う者が多い。

 不確かな要素ではあるが、魔人が放つ魔の気配は意外と体感できることも多く、見る者が見れば一目で看破できることもある。

 一流の戦士であれば数回剣を交えれば、それなりの的中率で相手が魔人かどうかを言い当てられる者も多い。

 原始的な方法ではあるが、リュドミラはアドバミリスのその手の感覚は高く評価していた。彼がそう言うのであればこの男は魔人なのだろう。

 だが逆にリュドミラ達の素性をどう証明すればいいか、しばし頭を悩ませる。


「――いや。やはりいい」

 不意に男が言った。

「そこの男の強さは私に匹敵していた。それほどの強者が人間にいるはずもないな。信じよう。私の名はバルブル。とある御方の命により、ある者を探している」


 男、バルブルは自己紹介を行った。

 信用してくれたらしいのは結構なのだが、リュドミラはバルブルの言葉に強い違和感を覚えた。


 確かにアドバミリスは強い魔人だ。人間でこのクラスの強さを持つのは、それこそルドワイア帝国騎士団の者たちくらいだろう。

 ……だが、いないなどというのは言い過ぎだ。強さだけでリュドミラ達を魔人だと確信できるバルブルの判断基準が解せなかった。


「……お初にお目にかかる、バルブル。私はリュドミラ。こちらの三人は、アドバミリス、アリアシオ、シェンフェルだ。ちなみに、さっき鳴っていた音は貴殿のものか?」

「ああ、あれか。何か糸のようなものを足に引っ掛けたら鳴り出した。裏切り者に相応しい低俗な罠の類だろう」

「裏切り者……。人を探していると言ったな? 我々もとある御方により、魔族を裏切ったとある魔人を抹殺するよう命じられている」

「ほう、貴様らもか」

「同一人物か確認したい。紫の髪をした少女なんだが、この森に逃げ込んだのを目撃した。見ていないか?」


「? 紫の髪の、少女?」

「……貴殿の目標は違うのか?」

「違う。私の標的は男だ」

「そうか……ではカルマディエ様のご命令とは別件か」

「カルマディエ? 貴様の主の名か?」


 バルブルの言葉に、リュドミラたち四人は同時に唖然とした表情を浮かべる。

 そして一秒もしない内に、それは明確な怒りへと変わった。


「……だと?」

 四天王の一人であり、今や全魔族の大多数を自身の盟約に連ねる魔人だ。

 知らないなどという不敬な発言は断じて聞き捨てならない。


「高位の盟約をお持ちの御方なのか?」

「……本気か? おいアドバミリス、彼は本当に魔人なんだろうな?」

「そう感じました。バルブルさん、もしかすると貴方はこちらの大陸に来てから日が長いのでは?」

「そうだな。半年以上になる」


 ふむ、とアリアシオが頷いた。

「ムラマサ様の盟約に連なっているのでは? そうであれば、カルマディエ様のことを知らされていないのかもしれない」

「……貴殿はムラマサ様の盟約下にあるのか?」


 そんなことが有り得るだろうか、とリュドミラは疑問を払拭できずにいた。

 確かに半年前であればカルマディエはまだ四天王ではなかった。

 ムラマサの盟約に連なっており盟約の移動もなく、人間領に長期間潜伏していたため、カルマディエのことも知らなかった。……そういう理屈だ。


 だが新たな魔王が生まれれば、四天王も新しくなるのは当然。結果的に前世代の四天王が四人ともそのまま続投することは有り得るが、選定儀式自体は行われる。

 それは魔人にとっては極めて重要な事柄なのだ。新たな四天王を知らないのであれば、新魔王の誕生すらも知らないと考えるのが自然だ。

 だが圧倒的カリスマを誇った四代目魔王の突然の退位は魔族間を稲妻のように走り抜けた。知らないとはとても思えない。


「――ムラマサ? 誰だそれは」


 しかも、またしてもバルブルは信じられない事を言い放った。

「……」

 今度ばかりはアリアシオも擁護できなかった。


 二年前の大戦における、四天王唯一の生き残り。

 四代目と五代目の二代に渡って四天王を務める魔人。

 それがムラマサだ。直接会ったことはなくとも、彼の名を知らないなど絶対にあり得ない。


「……貴様は誰だ」

 リュドミラが戦闘態勢を取ったことで、再び場に緊張が張りつめる。

 リュドミラにはこのバルブルと名乗る男が魔人とは到底思えなかった。


「待ってくださいリュドミラさん」

 再びアドバミリスがリュドミラを制止する。

 アリアシオはバルブルの不審さを擁護する手立てを失ったようだが、アドバミリスはまだ可能性を模索していた。


「今でこそ少なくなりましたが、アイテムやスキルで魔人かどうかを計れなかった時代にはこの手の話は付きものでした。人間は特に酷かったようです」

「何が言いたい」

「我々は少々認識が食い違っているようですが、それだけを理由にここで争うのは愚策です。我々の目的は、あくまでそれぞれの目標を捕える事のはずです。バルブルさんも、そうですね?」

「……数で言えば一対四。誤解を解かなければならないのは私のようだな。私は魔人だ。魔王様に絶対の忠誠を誓っている」


「確認しておきますが、貴方の王は四代目魔王様ですか? それとも五代目魔王様ですか? カルマディエ様は五代目魔王であるスノウビィ様が選定された四天王で――」

「――なんだと?」


 発せられたバルブルの語調は、先程のリュドミラとは比較にならないほどの敵意に満ちていた。

 いや、ともすればそれは殺気とも呼べるほど剣呑なもの。仲裁している立場のアドバミリスが思わず剣の柄に手をかけそうになるほどだった。


「何と言った……? 四代目? 五代目? 貴様ら……その妄言、冗談では済まさんぞ!」

「落ち着いてくださいバルブルさん。我々は四天王であられるカルマディエ様の勅命を遂行中です。不要な争いは本意ではない」

「黙れ! 栄光ある魔族の誇りを愚弄するか! カルマディエなどという四天王は存在しないし、何より――魔族の王であらせられる御方はこの世界にたったお一人。しかおられない!」


 ――今度こそ完全に、リュドミラ達は言葉を失った。


 長い沈黙が流れる。アドバミリスすらかける言葉が見つからず、視線を泳がせていた。

「……確認しておくが」

 重く気まずい空気が流れる中、リュドミラが躊躇いがちに口を開いた。


「それは……『初代魔王』、サタン様のことを言っているんだな?」

「ふざけるな、何が初代だ無礼者め! この世にサタン様以外の魔王などおられるはずもない!」

「……」


 当然、初代魔王であるサタンは既に魔族の世界にはいない。

 サタンは二百数十年以上前に、一人の勇者に封印されたと言われている。

 それを未だに現役の魔王だと豪語するバルブルについて、リュドミラ達はもはや解釈しようがなかった。


 唯一、アドバミリスだけはバルブルの言葉に歩み寄った。


「リュドミラさん。一度考え方を変えましょう。私たちはあの遺跡に入ってから、いくつもの説明できない奇妙な体験をしました。これもその一つです」

「……なるほど。そう考えればまだ落ち着けるな」


 謎の解明をするのではなく、『これは謎なのだ』と把握するという乱暴な手法ではあるが、謎はこれ以外にもいくらでもある。

 その謎が一つ、とりあえず増えたのだということを理解し、この謎だけに固執すべきではないとアドバミリスは言いたいのだ。


 リュドミラは、未だ敵意を向けてくるバルブルに一歩接近した。


「バルブル、聞いてほしい。私たちは今不可解な現象を、短期間に何度も体験している最中だ。貴殿と我々、どちらが正常なのか、はっきりと判断がつかない」

「……」

「だがこれだけは分かって欲しい。我々は魔王様に絶対の忠誠を誓い、魔族の繁栄のためにこの身を捧げる覚悟がある。そして互いに勅命を受けた身であるならば、この場は共闘しないか」


 そう語り掛けるリュドミラの瞳を、バルブルはじっと見つめ返す。

 数秒の沈黙の後、バルブルは静かに頷いた。


「……いいだろう。この一時、我が力を貴様らに預けよう」

「感謝する」


 そう言って右手を差し出し握手を求めるリュドミラ。

 バルブルがその手を固く握り返したそのとき。



 ――ザクン、と、バルブルの背に一本の矢が突き刺さった。






「早速罠が一つ作動したわね」

 時間は少し遡り、森に警報音が鳴り響いた頃。

 森の陰に身を隠しながら、パンダ達はその音を聞きながら作業を続けていた。


 あの警報音はパンダ達が仕掛けたものだ。

 魔人たちはパンダを探して森の中を歩き回っている。可能な限り突発的な遭遇戦は避けたい。そのため、今の魔人たちの居場所を知らせる警報装置をいくつも設置していた。


 この手のトラップの制作はキャメルの十八番だ。

 それ以外でも簡単な薬や毒の調合、鍵開けや隠密行動と、盗賊の中でもかなり幅広く技術を習得しており、いざとなれば誰にも頼らず自分だけで生き延びてみせるというキャメルの強い意思を感じられた。


「トラップ九個目、設置終わったっす」

 キャメルはパンダに命じられるがままに、持参したトラップを次々と設置していった。

 あの魔人たちから逃げ延びるためにこの森にトラップを張り巡らせるというのはキャメルも大賛成だ。自分の命がかかっているため、キャメルはいつになく真剣に作業に従事していた。


「しっかし、あっさり罠にかかるもんっすね。案外間抜けな連中だったんすね」

「確かに早いわね。そんなに迂闊な魔人達には見えなかったけど。まあいいわ、あなたはとにかく大急ぎでトラップを設置し続けて」

「はいっす! ……でも姐御、なんでこんなに近い距離にいくつもトラップ仕掛けるんすか? そりゃかかる可能性は高くなるっすけど……なんか無駄じゃないっすか?」


 トラップを設置する場所も、細かくパンダから指定を受けていた。

 キャメルは長年の経験から、狭い場所に密集していくつもトラップを仕掛けるのは効率が悪いと知っていた。

 特に今は、魔人から逃走しながらトラップを仕掛けるという困難な作業だ。

 同じ場所に長く留まるのは避けたいし、少しでも魔人たちから距離を離したいのが本音だ。


 だがパンダのトラップの仕掛け方は、まるでトラップゾーンを作成するかの如く過剰。

 何が何でもここで魔人たちを罠にかけてやると言わんばかりだ。だがこの場所に魔人たちが来てくれる保証もない今、ここらに仕掛けた罠が丸ごと無駄になる可能性もある。

 そこがキャメルには少し不安だった。

 だがパンダはしれっと答えた。


「ホークを援護するためよ」

「…………え? どういう意味っすか?」

「そのままの意味よ。ホークがあの魔人たちと戦闘するときに、少しでも有利なフィールドを作ってるの」

「……」


 パンダが何を言っているのか全く理解できず、キャメルは危うく仕掛けようとしていたトラップを自分で作動させかねない程だった。


「え、それって……ここに魔人たちを誘い込むってことっすか? 自分から? あたし達がいるこの場所に?」

「そうよ」

 少しでも距離を離したいあの魔人たちを、あろうことか自分たちの近くにおびき寄せるという、信じがたい話だった。


「い、嫌っす! なんでっすか! このトラップって別にそういう意味じゃないっすよね!? 森にトラップを仕掛けまくって、あたし達が逃げる隙を作るためにやってるんすよね!?」

「逃げる事ばかり考えてないで、たまには戦うことも考えなさい」

「嫌っす嫌っす! 絶対ぜっっったい嫌っすよお! あんな奴らとやりあうなんて正気じゃないっすよ姐御! 何考えてんすか!」


「いいからよく考えなさい。基本的に逃げるのは私も賛成よ。でもね、今はチャンスなの。のよ。ここはホークの独壇場。私たちは森の陰に隠れながら絶好のゲリラ戦であの魔人たちを奇襲できる。こんなチャンスはもう来ない」

「で、でも!」

「こっちには一発当てさえすれば相手を殺せる必殺の魔断の射手がいるのよ。ここで一人か二人倒せたら状況は一変するわ。あの狭い迷宮じゃこんな戦い方は絶対できない。チャンスは今しかないの」

「いや、ホークの旦那は今魔断を使えないっすよ!?」

「ルイスが弓を持ってたわ。あれを回収してるはず。何のためにあなたにルイスを運ばせたと思ってるの」

「え……あれそういう事だったんすか?」


 この絶望的な状況ですら活路を見出し、ピンチをチャンスに変えるという発想。

 それを躊躇いなく行動に移せる自信と決断力は、キャメルには生涯到達できない境地だった。


「そもそも私たちは、まずホークと合流しなくちゃいけない。でも闇雲に歩き回るのはリスクが高すぎるわ。だからあえてこちらからホークに合図を送るの」

「で、でもホークの旦那ってエルフだから、森の中だと感覚が鋭くなるんすよね? だったらあたし達の居場所だって分かるんじゃないすか? なにもこっちから動かなくても、待ってれば……」

「私たちは今、魔人たちの探知魔法から逃れるために気配遮断スキルを使ってるわ。ホークの感覚がそれを上回るかは分からない。ただ待つだけっていうのはむしろ危険な賭けよ」


「そ、それは……」

「でも、トラップは違う。ホークはきっと森に張り巡らされたトラップ群を看破できる。あの子は二○○年も戦場で戦い続けてきたのよ、きっとその手の感覚はかなり鋭いはず。だからホークは私たちが設置したトラップを自分のもののように使うことができる」

「……」

「そしてそのトラップを辿れば、いずれ私達とも合流できるわ。まさに一石二鳥ね。逆にあなた、今あの魔人たちと遭遇したら生き残れると思う? 悪いけど私助けてあげられないわよ?」

「……」


 何も言い返せず、キャメルは押し黙るしかなかった。

 だがどれだけ合理的に説明されても、とにかくあの魔人たちと戦うなんて絶対に嫌だという感情論しか浮かばなかった。


 ――が、それは関係ない。キャメルはパンダと血の盟約で結ばれている。

 盟約で縛られた者は決して逃げられない。あの日、パンダの眷属になると決めたときにそのことは決意していたはずだったが……いざそうなると強い恐怖心がキャメルを苛んだ。


「さあ、手を止めないで。ホークがいつ動き出すか分からないんだから、それまでに一つでも多くのトラップを仕掛けないと」

「……はいっす」


 絶望に淀んだ瞳のまま、キャメルは一○個目のトラップを設置した。

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