少年少女の叛抗記

紫さん。

プロローグ

夢見石



わたしは死なない。わたしは強い



お前ら似徒ニートだろ?無駄無駄!お前ら格下がいくらチカラを上げても似徒ニート似徒ニートのまま



わたしたちは単なる暴動で終わらせるつもりはないわ。目的は革命よ!



あはははは。組織の崩壊を恐れ、自分を殺して生きろというのか?




          子どもは個供

          大人は音無だった頃のお話し




言っただろう。大人を殺せばこの国では生きていけないと



もっと学習しなさい。もっと経験しなさい。大人には勝てないよ



ふざけんな!こんな遅くまで帰ってこねぇで、稼ぎがないってのはどういうことだ!今まで何してやがった!





         神が子どもたちに与えたチカラ



創具リアナ能力顕現フィードバックのチカラによるものじゃないとすると、やはり三種の神器でしょうか?



 


俺は不女子ふじょし病だぞ。いいのか?



剣に鎧、あとは魔法とドラゴンがあれば完璧なファンタジーだね!楽しい!じつに楽しいよ




        これは記憶の言葉

        あの子たちが生きた証




なにをおっしゃいます。わたくしは性別は男でも心は女ですよ



関係ない!よその家はよその家だ。両親が揃っていれば身分が保証される。

それに何の不満があるというのだ……





         違いが生み出す理不尽……






お別れだ……最後は――最高の笑顔で逝こう。楽しい思い出をいっぱい持って



いつまでも子どもではいられないぞ。やがて大人になりそのチカラも衰える。

それでも一人で生きていけるのか?


       



大人は子どもを教え導かなきゃいけないだろう?

この国の大人は子どもに教えなさすぎだよ……



この親切おやぎりが!大恩ある親を切った凶状持ちが!




        親の務めとは……



わたしは命令しているのです。どもは大人の言うことに従っていればよいのです



親父!俺のダチを悪く言うんじゃねぇよ!



        待たれる救世主オタクの出現……



俺は救世主オタクを探したい。救世主オタクは俺たち子どもに救いをもたらす主創祇神しゅそうきしんの使いだ







        終わりのときは近い……

        すべての記憶がここにある……

        個供が子どもであったときの想いがこの夢見石オーブの中にある

        悲しみと喜びの織りなす奇跡



        すべての子どもと大人へ

        アイとカテイが与えられんことを……


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る