思い出に変えるには。

1999年の半年休養時の失楽園。ストレスと単純に転んで腕を骨折全治1ヶ月で入院中の星野と特になんでもないメンバーがお見舞いにきます。


ガチャ

明「よう、元気か」

君「元気じゃないから入院してるんでしょ」

今井「‥‥うるせ」


星野「いらっしゃい」


ど金髪の男が3人入ってきた。

星野は嬉しそうに微笑んだ。またベッドの横のテーブルに手帳を置き、椅子に座って歌詞を書いているようだ。相変わらず病衣は似合わない。


君「体調はどう?」

星野「落ち着いてるつもり‥」

君「そうかあ、時間はたくさんあるから休んでね」

今井「‥麻、これ」ペイッ

今井は白いCDを投げた。

星野「‥デモテープ?ありがとう」


今井は椅子を三つ引きずり出し適当に置いて、座った。ガラガラ


今井「‥‥やりづれえか」

星野「‥うん、左手が使えないって大変だね、‥‥だけど、色々浮かぶ、十万馬力だよ」カキカキ

君「アトムになってアイドル感を叩き潰すよっ!」

明「じゅうまーんばりきーだー♪*゚」

明・君「てつわーんあとーむー🎶」

君「まずね、髪を染めようと思うんだ俺、黒に戻す!」

明「俺も戻すわ」

星野「‥‥俺も、退院したら、戻そうかな‥‥、今井くんは?」

今井「‥‥‥‥俺は、もうちょっと、考えとく」

君「でたスロースターター今井」

明「復活ライブ前日に変えるパターンだな」

星野「俺らに相談せずにね」

今井「わりぃかよ‥‥」

星野「ふふ」



明「じゃあな、早く寝ろよ」

今井「‥‥飯食えよ」

君「アトムになろうね」


星野「アトムにはならないよ、じゃあね」




「はやく、歌いたい」


ただ、そう思った。



思い出の変換作業


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