移動

箱野「うわあ」


撮影日です。



車中 ガタンゴトン

いつものワゴン車ではなく、今日はマイクロバスだ、座席数が22席あり大量のスタッフが乗っている。大型の免許を持っているスタッフが運転しているのだろう。楽器類は後続のトラックが運んでいる。


箱野は1番後ろの席の窓際だ(1番後ろの席は4つ)、カーテンもあるし、景色も見える。順番は左から今井、明、星野、箱野、で今井の前の一つの席に君が座っている。(みんな会話が出来る距離)


箱野「‥‥‥‥‥」ポヤ

君「箱野さん酔わない?」

箱野「っ、はい、大丈夫ですよ」


明「‥‥えーと、あ、いんや、なんて呼ぼうかねっ」

まさかの箱野と明は初対面である。いまさら会った。

箱野「そういえば、みなさん箱野じゃなくて環で大丈夫ですよ」

君「ほんと?じゃあ俺、‥‥たまちゃん!」

明「俺もたまちゃんで」

星野「たまきちゃん」

今井「‥‥‥‥ん、‥、、、‥‥環で」

箱野「あらためて、よろしくお願いします〜」


赤信号


なんとなく後ろを振り返る箱野。

箱野「‥‥‥‥っわ、」

後ろのトラックの運転席には長谷川がおり、目が合ったので手を振っていた。

星野「ああ、‥‥ヒデさん、乗るより運転する方が好きだから、トラック運転してもらってるんだ」

箱野「なるほど‥‥」

明「あの人なんでも出来るし免許も結構持ってんだよ、怖いぞ」

今井「‥‥‥‥調理師と美容師とかもあるし」

君「歳わからないし、謎の万能生物だよ‥‥」

箱野は手を振り返しておきました。



次、撮影スタジオ。

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