思ったこと
言葉にはならない何かをしたいときって誰かにもある
黒い髪
無機質な無地の服
黒のトレーナーを少しぶかぶかに着て
薄めのジーンズ
コンバースのスニーカー
革の斜め掛けのバッグは
彼女の友達のお店で購入した宝物で毎日使ってる
仕事に使う、たいせつなパソコンが入ってる
すごく重い
本当に、おもいんだ
彼女はもう慣れているらしい
常に何をするときも持ってる
重そうなそぶりは全く見せない。
真っ黒に、髪は染めているらしい
だからかな?肌が白く見える
話し方は、子供みたい
内容もおかしかったりするけど
筋とおってて、みんなからいい人って言われる人
話すと、かわいい
癖になるというかツボというか、、、
たまに、自分にしかわからないような
悲しい気持ちになってる時があるんだろうなとか思う
自意識過剰かもしれないけど。
ヒトを男女としてみていないらしい
見ることをやめたらしい
ニンゲンとしてみてるからごめんなさい
ってゆってふられら薄い薄い友達が怒ってたのきいてわらった
電話して、ふったんだ?と茶化した。
「うん。あかん?好きちゃうし。友達がよかってん。なあ、好きって何なん?」って聞かれた。
現に自分んも知らないし同じ疑問だってもったことあるから答えなかった。
彼女は、急な人で、楽な人
急に電話で遊ぼうとか言う
暇なときは行くけど
暇じゃなかったら断る。
普通な話。
でも後味が悪くないんだね
なんていうか
気を使わなくていいみたいな。
えー!わかったまたさそうわ、ごめんな!んなね!
って。
寂しくなるくらいあっさりしているときもある。
次あったときはなんかおごってあげよとか思う気持ちになったりする。
特別なことではない。
彼女とは昨日喫茶店に行った。
と、いうか、彼女のいる喫茶店に自分が行った。
よく喫茶店で仕事してる。
喫茶店のマスターとはもう知り合いを超えた関係だと思う。。
アンティーク調の木でできた扉を開けるとずっしりとしたソファにコーヒーが染み込んだような色の木のテーブルがたくさん並んでて。
一番奥の柱の横のスペース。
お気に入りのコーヒーカップをマスターに伝えているらしく、ランダムで出してくれるここの喫茶店のコーヒーカップの白地に深い青の模様が入ったコーヒーカップは、もう彼女専用みたいになっている。
マスターは、そろそろ自分のことも、覚えてくれたようだ。
最近、よく来るようになった。
というのも、この近くの画廊での少し大きな企画が決まり、そこに行くついでや空き時間なんだけれども。
ソファにずっしりと沈みながらパソコンをカチャカチャとうつ彼女の前に座ると、無言で驚き、自分をみてにっこりした。
「おはよ」
「おはよ、もう昼だよ。」
「うん。知ってる。来るまで、待っててん。おなかすいた」
「なんか食べに行く?」
「いく。マスター、このまま置いとってもいい?」
飲み終わったコーヒーカップをマスターに渡してる姿をみて
きょうはいつもとなんか雰囲気がちがうな、、、
とか思ったりして
何が違うんだ、服かな、、、?
彼女はコーヒーを飲んだにもかかわらず、
紅茶のにおいがする。
「いってきまーす!」
誰もお客さんがいないのをいいことに、大声で叫んで扉を開けた。
いい天気でなんだかうれしい。
きょうは仕事だけなんだろう、髪もそのままで、出かける時より、化粧の薄い彼女。
自分的には、こっちのほうが、好きだったりする。
「なにたべたい?」
「決めていいん?」
「うん」
「ハヤシライスたべたいねん、昨日、ハヤシライスの話しとってな、トマトがいいよね~ハヤシライスってさ。わからん?」
にこにこしながら歩いてる彼女。
きれいで無機質で害がない自然に優しい感じが、いい。
ハヤシライスを食べ終わって帰り道に、マスターにお土産買って帰るからと言って、路地の方に入っていった。
自分は画廊の方のうちあわせだ。
彼女は友達が多い。
大阪からこっちに来たらしいが、大阪にもこっちにもたくさん友達がいる。
ダブルブッキングという言葉は彼女の辞書にはないらしく、友達×友達で遊ぶという発想になるらしい。
ただ彼女の偉いところは、見分けているところ。
相性とか、そういうのが苦手な友達にはそういうことをしない。
自分の場合は、無理やり開拓された感じだった。
おかげさまで今の仕事もあるし、人見知りも軽くなった。
だからって、私のおかげでしょ!とかそんな素振りは全く見せないのが彼女のすごいとこで。
みんなわかってるのかなとか思う。
彼女はそれが当たり前で、その周りの人もそれが当たり前になっている気がする。
彼女はお酒が好きだ。
自分もお酒は好き。
よく、飲みにも行くし、家でも飲む。
飲んで酔っ払った彼女は、とても色っぽくなる。
友達は色っぽいと騒ぐし、それをストレートに彼女に伝える。
彼女は笑いながら黙れというけど、ほんとは言われたくにみたいだ。
男女のそういうDEEPなことは、
自分が絡むと好きじゃないみたい。
気持ちが悪いそう。
ま
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