第12話2-3

 人類が、宇宙へ未知なる冒険と夢をを求め挑戦を始めてから、数千年以上も歳月が流れた現在。

地球もユーリィも既に過去の遺物となり、人類の発祥の地として人々の間に記憶されているだけになったいた。

 今は銀河の主権を巡り、意見の相違と国家の価値観の違いから、民主主義、帝国主義、共和主義、社会主義の政体と国家によって銀河を分断し、他にも小国家群が惑星を統治している。

国家間では、多少の小競り合いはあるものの、微妙な軍事バランスで均衡を保ちお互いを牽制し合っている。

 ヴァーシャたちの住む惑星”ランスケープ”は、帝国主義を掲げる帝国の属国でしかなかった

52年前に、特権階級による体制への不満、自給率の低下、税率倍増など民衆に対しての圧政が続き、 ついには民衆の怒りが爆発し、革命が起きる。

この革命を発端に、初めは小さな内乱でしかなかったのを各国の利害が重なり、介入するようになって行き、ついには国家間の大規模な戦争が始まる。

戦争は、革命軍の英雄の出現により帝国に肉迫し、休戦協定という名目で勝利を勝ち取り、

”国民への主権と平等を保ちながらも社会的格差の少ない国家”として緩やかな社会主義の体制を取り、各国に影響を与える様になっいる。


 光の壁を越え、銀河系の惑星に進出し今なお、あくなき欲求で銀河の中心へ覇権を目指そうとする人類ではあるが、人の生活は人類が宇宙へ進出する以前の頃とさしたる変化はなく、郊外に行けば田園風景が広がり、人々は働きそこで暮らしている。

すべてが便利になったからといって、人々は何もしない訳ではなく人の手でやるべき事は今なお行われ、それを原始的だと揶揄する者はいるが、大多数の人はそれが有史以来人が当たり前にしてきた事して今なお実行されていた。

 惑星”ランスケープも農業を主体とした新興国で、そんなのどかな風景w四季を通じて見ることができる。

人類が夢にまで見た宇宙での生活は、今までの延長戦でしかななく、これからも変わらず生活していくのかもしれない。

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