工程01 コンセプト〜世界設定

●概要

企画プロットの記入項目の、

「タイトル」「コンセプト」

「想定読者層/キーアイディア」「設定」を記入していく。



⚫︎工程の趣旨

人に見せるプロットとして作成するので、まず前提条件を伝える。

また、自分自身に対して

「どんな物語を作ろうとしているのか」を改めて問いかけて確認する工程。



⚫︎コツ

・タイトルについて

この時点ではいつも仮題をつけています。

タイトルは作品の顔である為、あまり先走ってしまうと作品の内容との乖離がおきてしまうためです。

あまり深く考えず「登場人物の名前」と「キーアイディア」を組み合わせる程度で良いと思います。(実際、そういったタイトルは多いですしね。ジ◯リとか)



・コンセプト

これは物語コンセプト作成の際にすでに作っていると思いますので、

そのまま書きます。



・想定読者層/キーアイディア

ここには組み合わせた「ネタ」ないし「ジャンル」と、

そこから想定される二つの「読者層」。

そして二つの読者層をつなぎとめる「キーアイディア」を書いておきます。

  「◯◯が好きな読者層と□□が好きな読者層を△△でつなぐ」

と書くことが多いです。


……ちなみにここは「読者を楽しませる方法」を書く部分です。

僕は「ふたつの読者層をつなぐことで幅広い読者層を確保しつつ、目新しいものを作る」という方法を基本にしていますが、

「閑話:テーマ」で書いたように、楽しませる方法が別にあるのであれば、それをここに記入するのも良いと思います。



・設定

ここには「核となる設定(要素)」と「サブ設定(登場人物に関わる要素)」の概要を書いておく。

プロットの最後に書く梗概(あらすじ)を読んだ際に、その内容が理解できる最低限度のものを説明しておくこと。

なので「核となる設定」ないし、

リアリティレベルの高い作品の場合は「現実世界との差異」は必ず説明する。

4枚verで作る場合には文章容量に余裕があるので、サブ設定まで記入しておくことで「サブ設定の中で重要なもの」を自分自身で理解する。




2枚verの場合には、これらをA4用紙一枚の半分(16〜18行くらい)に収める。

4枚verの場合には1枚から1,5枚程度まで。

ここからはみ出るという事は「どの設定が重要なのか」を自分自身が取捨選択できていないと考えられる。

どんなに綿密な構想や設定があったとしても、それには無駄な妄想が多く含まれているはず。

なので、この文章量に無理やり押し込むことで、無駄を排除してしまおうという考え方。




⚫︎メモ

タイトルのネーミングに関しては、あまり詳細を決めないほうが良い。

ただ、何か閃きがあるのであれば後々に使うために残してもよい。

以前書いたものだと「ヒトになるまで待ちましょう」では

「ヒトになるまであと100メートル」という仮題がつけられていた。

ストーリーを深く考える前だったが、結局この仮題からストーリー展開の発想があったりしたので。

あくまで僕個人の経験則なので、ここは参考にしないほうがよいかも。



⚫︎参考

不明(某専門学校での授業など)


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