工程08 キャラクターを一言で表すキャッチコピーの作成
⚫︎概要
これまでの工程をまとめてキャラクターのキャッチコピーを作る。
⚫︎工程の趣旨
目的は二つ。
一つは、読者の記憶に残るようにキャラのコンセプトをはっきりさせること。
もう一つは、キャラクターの魅力を作者が理解しているのか確かめること。
キャッチコピーは作者がキャラの魅力を理解していなければ作れない。
ゆえに、ここまでの工程の成果を確認するための作業と言える。
また、
キャッチコピーを作ることで、作者の中にキャライメージが固定されるので、
無意識レベルでもキャライメージに沿った行動を取らせることができる。
また、そのイメージはそのまま読者に伝わるので、
読者の記憶にもキャラクターのイメージが残りやすくなる。
(ちなみに天才はこんなことしなくても、同じことができる)
⚫︎コツ
このキャッチコピーは作中に登場させるわけではないので、頑張って凝ったものを作る必要はない(そんな暇があるなら他に頑張ることがあるので)。
つまり、重要視したい要素を一つの文章にまとめることが出来れば構わない。
自作で例えるならば水無瀬千隼は、
「妹のためなら警察を欺き、鬼を殺し、妹をストーキングする。
変態シスコンスタイリッシュ痴女」
というような感じ。(少し盛りすぎたけど)
具体例に関しては、ギャルゲー、乙女ゲー、それに類するソシャゲーにいくらでもあるので参考にすると良い。
また、某動画サイトやイラスト投稿サイトの「タグ」を利用するのも良い。
また、キャラが持つ「印象に残る要素」との繋がりがあるかどうかをチェックすると良い。
それをキャッチコピーに入れる必要はないが、「印象に残る要素」がキャッチコピーと何の関係もないと、読者の記憶が混乱するので。
自作で言えば
「千隼」は「隻脚」と「ポニーテール(を縛る布)」という要素と入れている。
このどちらも「妹のため」に、そうしているものになっている。
「度を超えたシスコン」という印象を補完するもの、象徴するものだからだ。
⚫︎メモ
このキャッチコピーは「企画プロット」へ反映する時に使う。
企画プロットは他人に見せる前提で作るので、
こういったものがあった方が、相手にイメージを伝えやすい。
その後のキャラ構築の相談も行いやすいだろう。
(もしかしたらプロになった後にも編集者とのやり取りで役立つかもしれないしね……)
また、完成作品を見た時に、キャッチコピーを再現できているかどうかという判断もできる。
無論、完成作品が元のキャッチコピーからズレていても、面白ければ問題はない(けど、それが出来るなら苦労しないよね)。
ひとまずこれで「キャラクターコンセプト作成」は完了です。
あとは企画プロットに反映することになります。
⚫︎参考
不明
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