工程02 ベースとして参考にする世界の決定

⚫︎概要

世界観を作り出す前に、元にする素材を決める。

例:「現代日本の進学校」「中世欧州」「近未来宇宙植民地」



⚫︎工程の趣旨

凡才には0から全てを創造できません。

(くやしい。天才くたばれ。

 いや死ぬ前にもっと小説書け。俺を感動させろ)


故に、ベースとなる世界を決めて、

そこに手を加えることで「オリジナルの世界」を作ります。

ベースとするのは世界史から選んでも良いし、

社会問題となっている「何か」にまつわる資料でも良いし、

これまでに先達が作り出した近未来世界の資料でも構いません。


すでに1〜10まで全て存在している(もしくは設定されている)ものの中の、

一部分を取り除いて別のものに取り替える方が、細部にわたって考えることなく、細部の設定まで用意できるという考え方です。

物語上での矛盾点やケアレスミス(その世界に存在しないはずのものを登場させてしまう)等を可能な限り減らすことができますので。



⚫︎コツ

ベースとなる世界(以下、ベース世界)を選ぶ際には、

可能な限り自分がよく知る世界から選ぶ方が良いです。


今から知らないものを調べて書こうとしても何10年もそれを調べている専門家には勝てませんし、必ずといっていいほど「◯◯警察」と呼ばれる過激派が現れます。(中世風異世界におけるジャガイモ問題など)


しかし誰にでも勝てる専門分野などあったら、小説など書かずそれで飯を食ってます。

(飯を食うだけに飽き足らず、小説や漫画を書く人もいますし)


故に

「勉強がしやすい分野」

「勉強するのに抵抗がない分野」

「勉強する内容が少なく済む」

を選ばざるを得ないと思います。

ベースを「現代日本」にしてしまえば、あらゆる分野の資料は本屋やネットに転がっているし、実際に取材にも行けるので非常楽です。

「現代日本の学園」で「学生同士の恋愛」を描くとなれば、調べるものはかなり減らせます。

(その分、他の分野で要求される技術レベルは上がりますが)



⚫︎メモ

とはいえ、

中世風異世界を描きたいし、

近未来SFが大好きだし、

柳田國男の遠野物語を読んだこともないのに伝奇風小説を書きたくてしょうがない。(いや遠野物語はマジで読まないとアカンけど)

という凡才が僕です。


故に、設定面に関しては小手先の

「誤魔化し方」「逃げ方」「つっこまれないやり方」を使い、

読者を楽しませつつ「◯◯警察」は煙に巻くという方向で頑張ってます。


凡才だろうが浅学だろうが、読者を楽しませた奴が正義(と思ってます)

実際、物語世界の中で設定の矛盾さえなければ、気にならないことが多いですし。


その誤魔化し方は別のパートで書ければ書きます。

(恥ずかしいから書きたくない)



⚫︎参考

不明











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