第25話 マリルリ討伐隊への加入





「明日こそは、憎き怨敵 『狂女マリルリ』 を討ち果たさんことを!!!」






濃ゆい顔の強面の男たちが怒声をあげる・・・その中に混じる子供と巨大黒猫





マリルリを仲間にすべく

訪れた村で足止めを食らう。


「この先は危険な狂女が居るから近づいては駄目だ」と



ノワ(シンカ・・・蹴散らすことも やむなし だよね?)

とはいえ、善意の好意に暴力で返すのもいかがなものか・・・と思いあぐねていた所




「もしかして君たちは・・・マリルリ討伐隊への加入をご希望かな?」




・・・当たらずも遠からずってところだろうか

・・・むしろ仲間に加えるために来たんだが



「初めて見るが、君は 魔獣使い なんじゃないか?・・・強そうな『黒豹』を連れている」



ノワ(シンカ、シンカ・・・黒豹、黒豹だって・・・なんだか照れるなぁ)

ノワールさんはその評価にご満悦だった。

黒豹・・・微かな記憶をたどる・・・あれはもっともっと小さいと思うんだが、こんなにごっつい黒豹が居たら怖いだろうに




そして一団は細い森の道を進軍する。






「おい聞いたか?」

「今回の件を重く見た聖教会が聖騎士レスタール様を派遣して下さるらしい」


「本当か」

「これは百人力だな・・・」





・・・聖騎士レスタール?

・・・なんだか嫌な予感しかしないんだが





ノワ「きっとみんなの力を合わせれば、マリルリを倒せるよッ」

やる気満々のノワールさん・・・本来の目的を忘れていないことを切に願う。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る