第11話 大きな街へ行こう




作戦会議の結果・・・




とりあえず、大きな街を目指すことになった。

『結局、聖教会のシスターさんの言いなりかい』 とツッコミたくなったが、



シンカ「・・・で街はどっちにあるんですか?」



マドウ「・・・」

ノワ「・・・」



誰も知らないらしい・・・




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お婆ちゃん「何ぃ・・・大きい街へ行きたいじゃと・・・」




ではせめて・・・

畑を耕すところまでやり切って欲しいと頼まれた。

意外とずうずうしくて、たくましい お婆ちゃんだな・・・





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夜中、


マドウ「馬鹿な、人間風情の命令など聞く必要もない。その老婆を殺すと言って脅してしまえばいいだろう・・・」


今度はマドウの方が過激な事を言い出す・・・


・・・農作業がメンドクサイから殺すとか

・・・なんだかキレやすい息子みたいでカッコ悪い・・・




シンカ「あの・・・脅して、嘘の証言をされた場合・・・検証する方法がないんですが・・・」




マドウ「・・・」






$$$






マドウが怒っていることもあり、夜通し畑を耕す。

まぁ寝ててもヒマだし・・・




ノワ「シンカ、シンカ・・・ボクも手伝うよ。」




ノワールさんがこっそり出てきた。



ノワ「これでいいかな?」

ああ・・・手でポンポンしたら、むしろ土が固まってしまう・・・




ノワールさんには馬に引かせる農具を引っ張ってもらうことにした。

ノワ「ジャンプもできないし、なんだか難しいね」



たった2日で畑仕事を終わらせて、

村をたつ。



餞別に村の野菜を分けてくれた。

お婆ちゃん「これが村の名物『マンドラゴラ』じゃ」


人型の大根みたいな野菜・・・顔がキモい・・・




そして、街へ、トボトボ歩く。




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