第10話 作戦会議



村にお世話になっているので畑を耕すシンカ





全然疲れないな・・・これも与えられた力というものか


1日目・・

2日目・・・

3日目・・・・



「すごいねぇ・・・こんな広い畑を全部耕すなんて、すごいねぇ」

お世話になっている家のお婆さんがめっちゃ褒めてくれた・・・




あれ?・・・こんなことしてていいんだっけ・・・





$$$






数日後、深夜に

ノワールさんの声に呼ばれて森の深くへ歩いていく。

・・・これは宝石探しをサボっていることを怒られる流れだろうな・・・



ノワール「やぁシンカ、・・・なんかね・・・マドウが話があるらしいよ」

あくびをしている・・・相変わらずのやる気ゼロ





「久しいな、同士よ・・・」






声が聞こえた。

森の木の太い幹から『顔』が現れる。



おお、最初に出会った顔の人だ・・・何処にでも出て来れるのか・・・




ノワ「マドウはねぇ・・・『魔界の鏡』って道具で鏡に顔を突っ込むと、好きな場所で通信できるんだってさ・・・」




なんでもマドウさんの本体自体は別の場所にあるが、

顔だけ出して通信だけをしているらしい。



ふーん

するとこのひと・・・原寸大でこの顔の大きさ何だろうか

なんか・・・アンバランスだな


謎のベールに包まれたままだったら、尊敬出来ていたかもしれないが・・・

知れば知るほど、尊敬の念が下がっていく気がする、今日この頃・・・




シンカ「その前に・・・ひとつ・・・いいですか?」




俺は聖教会のシスターでストレと名乗る人物に『邪悪な存在』であると見破られた話をした。




マドウ「・・・聖教会・・・だと・・・ああ・・・忌々しい奴らだ・・・」




ノワ「邪魔ならその場で始末しちゃえば良かったじゃないかな?」

怖・・・この にゃんこ 可愛い顔して・・・発想が怖い

俺はもうちょっと人間らしく?ありたいんだが・・・




マドウ「いや・・・まだ・・・聖教会と事を構える時期ではない・・・シンカの判断は正しいぞ」

むしろ、マドウさんの方が穏健派だった・・・




ノワ「マリルリあたりがもう・・・『戦争』仕掛けちゃってる気もするけどねぇ」

マドウ「・・・」




あ、そこの関しては、スルーなんだ。

噂のマリルリさんに会いたくなくなる理由がまたひとつ・・・






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