部内恋愛について

・部内恋愛は茨の道

大学生だからね、部内恋愛はよくあった。

僕はなぜか聞き役になることが多くて、色んな人の話をよく聞いた。

一番困ったのは、《男A》→《女》→《男B》の構図で(→は告白)、《男A》と《男B》の両方から相談を受けたときだった。

最終的には《女》と《男B》とが引っ付いたわけだけど、そのときのことは小説のネタにさせてもらってる。(時効だし良いよね……?)

どんな状態だったかって? 『コイバナ喫茶』の第2話にシチュエーションそのままで書かせてもらったので、よかったらそちらをご覧ください。(唐突な宣伝!)


・主将の苦労

部活なんて狭い社会だから、色恋沙汰の噂はすぐに広まる。

誰が誰に告白しただの、振られただのと。

まあ、それは個人の自由なんだけど、恋敵になったりするとどうしても仲が悪くなることもある。まあみんな若いからね。

なので、班分けのときなんかは、その辺りも考慮して決めてたみたい。この人とこの人は同じ班にしちゃいけない、とか。

つまり、主将達は下級生の恋愛相関図も頭に入れておかなきゃいけないわけだ。……こりゃ大変だね。


・公認の仲

まれに、部内公認カップルもできる。これは理想型だね。

だいたいが同学年同士でくっつくんだけど、たまーに学年を越えて付き合うこともある。ただ上下関係の絡みもあってか、学年が違う場合はなかなか公にはならない。

みんなの前では敬語を使わなきゃいけない先輩にプライベートではタメ語だなんて、シチュエーション的には萌えると思うけど、本人達からすると二重に気まずいのかもね。

でも、最終的に結婚までいく割合はこっちの方が多いような気がする。

「部内恋愛を成就させるためには、決して誰にも言わないことだ」

なんてことを言うヤツもいたなぁ。

今思えば、かなり真理をついた名言かもしれない。

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