翌日
そう言う
「氷川さんが来ていないけど?」
「氷川さんのいい案って~
「もう10分たったよ……」
「きのう、あれだけ話していい案がでなかったから……もし氷川さんの案がダメだったら、今日またここで考えればいいよ」
僕と
「到着しましたっ! って氷川さんのスマホから」
「氷川さん~いないけど?」
「あっ」
僕たちの目の前に、1台の車が向かって来る。
「氷川さんが車に乗っている!」
「本当だ! 助手席に!」
氷川さんのいい案というのは、車を手配したようだった。僕たちは2つ山に向かう希望が生まれてきた。僕たちの前に到着した車は停止し、助手席から氷川さんが話す。
「遅くなってごめんなさいっ、みんなでワイワイ~2つ山に車で行こうっ!」
氷川さんが助手席から降り、運転席からもう一人降りてくる。その人物は僕たちの前まで歩いて話しかけた。
「うちの妹がお世話になっています~」
「氷川の姉にっ 今日、車を出してくれるようにお願いをしたの~」
「私も~2つ山の話は興味があるから、みんなよろしくねっ」
その場でみんなが挨拶をして、氷川さんのお姉さんと、氷川さんと、津井さん姉妹と、僕の5人が氷川さんのお姉さんの車で、2つ山に向かうことになった。ここで僕が気になるのは、車内の席がどこになるのかだった。
「じゃ~みんな車に乗って~、君は助手席ね」
「あっ……はい……」
氷川さんのお姉さんが主導で席を決める。僕は複雑な気持ちで車に乗り込んだ……。
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