第6話 アリスとエイト
また長い廊下を3人は歩き、食堂や瑛斗を葵の寝室などが同じところにあるアリスの部屋へと向かって行った。そこはこの世界に来る時に2人がいた部屋だ。
瑛斗は廊下に飾られているよくわからない絵を見ながら歩いている。誰の絵でどんなタイトルの絵なのかわからない。そんな中歩いているといつの間にかアリスの部屋に着いた。アリスが部屋をのドアを開け2人は中へと入った。
その部屋に入った瑛斗と葵はここは初めて来てアリスに見つかった時のことを思い出していた。
「そうだったなー…この世界に来た時、この部屋で起きたんだよな…」
「うん…アリスちゃんに叫ばれて瑛斗撃たれちゃったもんね」
「あれは本当にごめん…撃った人には注意しておいたから。安心して」
「そ、そうなんだ…」
アリスがベットに座り、そう言った。2人もそれを見てベットに座り3人は話していた。アリスは葵と瑛斗が付き合っている時の話がずっと気になっていて、その事を熱心に聞いていた。その事を話している2人もなんだか恥ずかしかなってしまい、途中でやめてしまった。しかしそのやり取りもアリスは微笑みながら見ていた。
3人が部屋に来てから話をし始めてもう数時間が経っていた。葵があくびをした。
「瑛斗ー。そろそろ寝ない?私もう眠い…」
「ん、そうだな」
瑛斗と葵はは立ち上がりアリスの方を見る。2人は「おやすみ」とアリスに言い2人は部屋のドアへと向かって行くが、その時アリスが瑛斗を呼び止めた。
「エイト…ちょっといい?聞きたい事1つあって」
部屋から出ようとしていた瑛斗はアリス呼び止められ、部屋を出るのを止める。葵には先に行ってもらい瑛斗とアリスはその部屋に2人きりだった。その時アリスが布団の中へと入った。
「寝ながら話そ!」
そう言うアリス。仕方なくアリスのいるベットに行き布団に入る。2人は向き合い見つめ合っている。なんだか緊張して来た瑛斗の心臓は鼓動を早めている。
「こう見ると…アリスさんって可愛いんだね。赤髪とか…目の色違ったりさ。羨ましいよ」
「もう…変な事言わないでよ。それとエイト、私に‘‘さん’’付けしなくてもいいよ。呼び捨てで呼んで…」
体をさらに寄せるアリス。2人の距離はかなり近い。このままキスをしてしまいそうな距離だった。そして瑛斗の心臓の鼓動はさらに早まっている。
「エイト…」
アリスが小さくつぶやくとアリスの手が瑛斗の瑛斗部分に触れた。それに少し驚く瑛斗。布団の中でその部分に触れているアリスの手を離そうとしたがなにをしても離さなかった。瑛斗は諦め、アリスにつぶやいた。
「アリス…その…触りたいなら、触っていいぞ。ソコを」
「う、うん…」
アリスがズボンを部分的に下ろし瑛斗の瑛斗を触る。男のアレを初めて触ったアリスはなんだか感動しているようにも思えた。興味津々の様子でアリスは触っていた。この事がバレたらきっと葵に殺される。怪しみ、部屋に戻ってこない事を願っていた。
「痛くない…の?こんなに…ね?」
「そんなには…痛くないよ。けどそんなに強く握られたらさすがに…」
「男の人のって…こんなに大きくなるんだね。初めて知った…」
「初めて見たから仕方ないよ。みんなそういう反応だと思うよ」
「そう?なら良かった…」
2人はその後、ベットの中でイチャイチャし合っていた。さすがに手で触る以上の事はしなかったが、アリスのファーストキスの相手は瑛斗だった。
2人はそのまま、朝まで同じベットで寝てしまった。
そして2人が寝ている間に葵もそのベットの中に入って、眠っていたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます