第15話 戦場に咲く花

俺たちは次の戦場で古い兵器と出会った、コントロールはハンドル、車同然に操る

ロボットの部隊だ コックピットは頭だった。

戦力差は圧倒的だったが相手はそんなの気にせずかかってくる、

テイルブレードが頭部を貫き、剣が胴体を貫通し

頭部は爪で握りつぶされた。

だが敵部隊はそれでも時代遅れのロボでかかってくる、まるで生きようとするかのように

俺一人の単独任務だったのがよかったのか、悪かったのか俺にもわからない

だが・・・・・・・

これ以上は超巨大兵器がここにくることになる、彼らもあとかたもなく殲滅されてしまうだろう

なら・・・・・やることはきまってる。

停戦信号を全部隊に送った 敵部隊の動きがとまった、停戦信号を受け入れてくれたのだ。

隊長が無線で話しかけてきた「感謝する 我々もこれ以上のたたかいは望まない

君が悪魔と呼ばれていても  それは変わらない 

あの超巨大兵器は民間人も巻き込んで殺している あれがほんとうの悪魔ってこと

だよ」と

まるで彼らは戦場に咲き誇る花のような存在だ。

そんな生き続けようとする彼らをこれ以上俺の手で殺すことはできない。

人として当然なのだ。

彼らが超巨大兵器に挑むのはこのできごとからもっと先のはなしだ。

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