そのままフロイドケルン
おイモ
フロイドケルン
そのままフロイドケルン。
あなたにはわかるでしょう。
サイケデリックな夢ばかり見てるもの。
懐かしい懐かしいってありもしないのに。
フロイドケルンはあなたの心にあるのよ。
あるの。私が私でないのと変わらないわ。
朝目が覚めて自分がどこにいるのかわからなくなる。
高い高い丘の上の観覧車に知らない友達と乗り込む。
そこは僕の生まれ育った町で、その町のことはそれしか知らない。
知らない友達と時を共にし見えない君に心惹かれる。
僕の知らない感覚で溢れていて、リアルよりリアルだった気がするよ。
アイツとずっと一緒にいたくてキミにもっと近づきたい。
丘の上の僕は簡単の手を伸ばせるみたい。
ねえ。ほらほらフロイドケルン。そのままずっとケルンしてたいね。
私が私で私はあなたの何であなたは私を求めすぎた。
もう私は私じゃないしあなたは絶望してケルンケルン。
いいのよ?また観覧車に乗りましょう。海もいいわね。
ご褒美はね、頑張った人にしか与えられないものなのよ?
それなのにあなたはそればかり求める。
バカみたいだと思うわ。
だけどね、こんな惨めなあなたを嫌いになれないのよ。
フロイドケルン。僕は弱いから君に会いに行くんだよ。
そのままフロイドケルン おイモ @hot_oimo
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