木の実を焼き滅ぼさん
@Alialina77
第1話
食べたいものを、時間に関係なく食べる人がいた。
どこかに出かけて、スーパーで目に止まるものがあれば、買って食べるくらいの軽さで、ものを食べる人がいた。彼には保護者である母がいるが、母が見る限り、保険も健康診断もこの世に存在しないかのように食べていた。健康な父も母もいるが。
食べ続けていた。受験に失敗したことが理由であるという。母が何を言っても。父が何を言っても。食べ続けていた。本当に、食べ続けていた。
木の実を焼き滅ぼさん @Alialina77
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。木の実を焼き滅ぼさんの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます