病気になった。

かわいそうだねと言われた。

もっと重い病気の人もいるんだからと言われた。

僕は「かわいそうな人」と「平気な人」と

どちらの顔でいればいいんだろう。

この胸の中には

いろんなことに対する不安や不満がうずまいていて、

そういうことを打ち明けられる誰かに

側にいてほしいと願う半面、

一番近くにいてくれる人には

自分の弱いところは見せたくないとか、

誰かに言われる以上に僕は矛盾で形づくられていて、

相反する二つの何かで僕という存在は

なんとか保たれている。

でも、叶うなら、

僕はどちらかになりたい。

そのどちらかを自分で決められるような人間になりたい。

そうやってできあがった自分を

心から愛せる自分になりたい。

　　　　　　　　　　　　　　～両極端～

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