文字、言葉、文章
心の音が合う言葉を聴くと、
なんでもいいから 文字を書きたくなる。
初めてのペンを握ると、
その色やかたさに合った言葉を探したくなる。
くもった窓に指先で描くならこんな文字。
少し高かったレターセットと向き合ったならこんな言葉。
付箋への殴り書きでさえも
そこにあって違和感のない書き方を考えあぐね、
空になぞるなら、何を使って? どんな風に?
知らず知らずのうちに
そんなことに時間と労力を費やしてしまうから、
僕は
したいと願うことの半分も手をつけられないでいるのだけれど
こうして 文字を 言葉を 文章を探している間は
本当に本当に幸せだから、
だから僕は 死ぬまでこうして生きていくのでしょう。
そんなことを思いながら
命のつきるその時に 僕が見つける言葉は
どんなだろうと考える。
どうか この上なく幸せな言葉でありますように。
~文字、言葉、文章~
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