生きた四季、生きる四季

君のワガママにはいつまでも慣れない。

いつも突拍子のないことばかり言って

俺を困らせる。

俺が今と違う立場にいたら

思わず手が出ていたかもしれないな。

でも、

この歯がゆさも結構気に入ってる。

こんな季節もいいかと思う。


君は顔がいいぶん性格が悪い。

でも、

性格の悪さって何なのだろうと考えさせる。

君は不思議な存在。

人を思いやることだけが善者じゃないんだろうな。

君のせいで

俺はすっかり悪役びいき。

……こんな季節もいいかと思う。


君がいなくなると言うのなら

俺は止めない。

ここにいたいと言うのなら、ちょっと悩むかもしれない。

君といるのは本当に疲れるけれど、

君といた四季きせつは本当に飽きない。

彼の代わりにはなれないけれど、

もうしばらく君に頼られていたい。

そんな気がする。


でも俺は感情的には接しない。

その方がおもしろいから。

四季きせつのように

くるくるまわる君の表情かお




              ~生きた四季きせつ、生きる四季きせつ


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