第1話「ゼロから始めるたまごボーロ生活」

眩しい。


数年ぶりに光を目にしたような眩しさだ。


ここはそう…。





「どこだ。」



34歳独身。IT企業勤務のごく普通のサラリーマンである荒川良夫には、ここがどこなのか皆目見当もつかなかった。


刹那。


激しい金属音。爆発音。怒号。断末魔。


戦時中にでも迷い込んだかのようだった。


いや、しかしそれは間違いではない。


たしかにここは戦場だった…!!

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