第8話 星に願いを

A子は夜天を削ぐ無数の流星に、ガラにもないと思いつつ願いを向けていた。


「お星様、身長も低い、胸も無……ちょっと足りない私ですがどうかグラマーになれ…」



同じ頃、ご主人様も星に願っていた。


「いつか巨乳のメイドさんを雇えますように」



不意にA子は何故か自分でもよく判らない不快感を覚えて腹が立った。


「……ご主人、死ねばいいのに」

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