第1話 ただの人間には興味がありません!!


「桜木学園」

 それは◯◯県◯◯◯市にある少し有名な学校。

 中等部、高等部とわかれており人数も多く寮生の学校である。

 世の中では部活動の数が多い、毎年学園祭が盛り上がる、

 と人気だ。


 そんな学校に転校することになった

 私、「一条 ゆきね」。


 現在、タクシーに乗って少し山のほうにある桜木学園に向かっている。



 すごくわくわくしている。


 どんな部活に入ろう。


 どんな先生がいるのだろう。


 どんな生徒がいるのだろう。


 自分はどんなイメージを持たれるのだろう。


 とりあえず気持ちが高ぶっている。





















 キキーッ

「着きましたよ。」

 着いた。

 やっと着いた。

「あ、ありがとうございます!!」

 頭をさげながら言う。



 バタンッ

 ・・・


 そういえばあの運転手若かったな。


 チラッと学校を見た。

「くそでけぇ」

 たった一言。つぶやくき、そこに佇む。

 空気がおいしいとはこうゆう感じなのだろうか。



「あのー・・・」

 門の前にいると前の少し下のほうから声がした。


「・・・」

「・・・?」

 目の前には三つ編みのおとなしい格好をした女の人。

 少し焦っているのだろうか、困っているのだろうか。

 よくわからないが、かわいい眉毛が下がっている。


 かわいい。これは男子にモテる系だな((



「えと・・・今日転校してきた、一条ゆきねさん・・・ですよね?」


 かわいらしく、高い声。

 ふと考える。


 これ教師だったパティーンとかないよね??

 だって小さいもn((


「はい!そうです!!!!ナンパですね!?!?では早速デートに!!!!!!」


 何言ってんだ自分。

「えっ、いや、あのぉ・・・(引」


 引かれた。

 完全に引かれた()


「スミマセン」

 入学早々やらかすものではない、落ち着こう。

「と、とりあえず・・・職員室に行きましょうか・・・w」

 やばい笑ったかわいい

「はーい」








 トコトコ

 ・・・(無言つら)

 先生と一緒に廊下を歩く。

 チャイムは先程鳴ったので生徒はいない。

 見たことのない校舎、というのもあっていろんなところを見てしまう。


「あ、そういえば、自己紹介してませんでしたね!」

(*´∀`*)カワイイ


「この学校の高等部国語担当しています。朝河 稚矢"アサカ チヤ"です。」


「あ、やっぱ教師だったパティーン」


 やっべ声に出たわ

「あはは・・・小さいし、頼りないですよね・・・」

 少し悲しそうに稚矢先生は言った。


 待ってかわいすぎね??

 は??

「そおおおおおおおおおおおおおおおんなことないですよ!!むしろゆきはそのほうが安心して頼れます!!」

 なんかちょっとちがう気がする。

 けど先生は


「・・・w、ありがとうございますw」


 と、笑ってくれた。


「その笑顔凶器ですね((」

 グハァ




 ガラガラ


「失礼します、一条さん連れてきましたー。」


 ドキドキ

 ドキドキキキキ

 キキキキドキドドドドキ

 やべぇ心臓やべぇ








 いろいろあって教室の前に来ました。


「では、呼ばれたら入って自己紹介をお願いしますね」


 ちなみに担任メガネ女野郎でした((

 さっき二人で稚矢先生について語り合ってました((







 先生教室入って一人だよっwwww

 むな

 なにこれむな


 一人廊下に佇む。

 どんな自己紹介をしようか悩みながらも、小声で練習するゆきね。







 _____________


 眠い

 帰りたい


「おはようございますー!ホームルーム始めるよ!」


 みんなが急いで席に着く。


 僕は登校してからずっと本を読んでいたから大丈夫。


「きりーつ」


 ガララ

「気をつけー」

「れーい」


「「「おはようございます」」」


「ちゃくせーき」


 僕は音が聞こえないようにヘッドフォンをした。

 ざわざわと騒ぎ出す人。

 どうでもいいことで笑う人。

 本当に、バカみたいだな。



 さて、本読むか。




 僕はまだ知らなかったんだ。

 このあとの出来事が、

 僕にとっての


「いつもどおり」を


 壊されることになるなんてね。




 ______________





「ただの人間には興味がありません!!」


 数秒前この言葉を言った自分を殴りたい。



 みんなポカーンてしてるぞ

 滑ったよね??これめっちゃはずい

 先生爆笑してるし。

 これネタ分かる人一人はいると思っていったのにいないっぽいし。




「一条さんのっww席wwwはww後ろのwwwあそこww」

 と、がんばって言ってくれた先生。

 あとでおぼえとけよww


 まっすぐその席に向かい、座る。





 先生は普通に話し始めた。

 1時間目は社会・・・。


 眠そうだなぁなんて考えながらふと思う。










 ・・・教科書とかどうすんの??


 そんなことを考えているうちに先生はどこかへ行ってしまった。

 ノートはなんとかなる。

 筆箱もある。

 ただし教科書がない。

 周りをずっとキョロキョロしていると、



「教科書、まだもらってない系?」


 隣のメガネをつけたおとなしそうな女の子が話しかけてきた。


「ないの?あるの?授業に遅れるからはやく答えなよ。」


 ちょっとイラッとしたけど、言うとおりにした。

「も、持ってない・・・デス」

 とりあえず答える。

 するとその子は机をくっつけてきた。

 無言で見てると、自分とゆきの見えるとこに置いた。

「ん。」

 と無表情。

「あ、ありがとう・・・」


「きりーつ」

 ガタッ


 急いで立つ。


「礼」



 少しキマズイ授業が始まった___











「「「ありがとうございました」」」


 お、終わったぁ・・・

 一気に体から力が抜ける。

「あ、ありがとう!!」

 お礼はちゃんと言わなきゃな。


「どういたしまして、ところで君名前なんだっけ。」


 もう忘れられてるのか()

 少し悲しいが少しでもクラスに溶け込めるようになるためにも

 普通に自己紹介をした。

「一条ゆきねでーすw教科書貸してくれてありがとう!よければ仲良くしよー。」

 ちなみに他の子はコソコソとこちらを見て話してるよ。

 何を話しているのかなんて大体検討つくけどな。


「刹那 雅。どうせ全教科の教科書ないんでしょ?もらうまでなら隣だし貸すよ。」


 せつな・・・さん?でいいのかな。

 淡々と話すその目には少し悲しそうな感じもした。


「刹那さん・・・うん!じゃあ今日から少しお世話になりますよろしく(*´ω`*)」

「雅でいいよ、なんか困ったことあったら言って、できることはしてあげる。」


 顔はまったく笑ってもないけど言葉には優しさがある気がした。

 友達とか、できるかよくわからなかったけど

 雅ちゃんのお陰で少し勇気が出た気がした。


「・・・ハッ!次の授業って何?」

「国語だね」


 移動教室とか道わかんないよなっと思って聞いてみた。

「あのさ!!よければ学校案内とか・・・してもらってもいいかな~なんて・・・。」


 雅ちゃんは少し考えてから

「昼休みと放課後少しね」と言ってくれた。


 __________




 まって自分優しいよね。

 雅は優しさがUPした。とか書きたいくらいやさしいよね!((


 見ての通り、

 僕、刹那 雅は猫かぶっている。

 理由はめんどくさいから。

 自分の趣味を笑われたくないから。

 お陰で内診とかも結構いいし、みんなも普通に話しかけてくる。


 家では毎日ゲームかPCいじり。

 親の元は中学卒業してから離れてたし家事もそこそこできるからなにも心配いらない。

 バイトでお金も溜まってるのでゲームもいっぱい。


 部屋は好きなもので溢れているので誰にも見られないように鍵を毎日欠かさずかけている。


 そんな僕が今。転校生というイベント的な何かを感じ、

 一瞬おとそうとしてたとかは言わないけど

 乙ゲー感覚で接している。


 それにしてもだ。

 彼女、一条さんは最初の印象と今の印象がまったくちがうのだが。

 最初、「ただの人間には興味がありません。」とか言っていて。

 どこぞのアニメじゃんとか頭の中をよぎっていた。

 アニメ分かる子なのかな、元気でうるさそうだな。


 とか思っていれば隣に座った途端

 挙動不審になってるし

 教科書見せるだけで嬉しそうにするし

 めんどくさそうな人だと思った。


 てゆうかはやく帰りたい。

 眠い。

 だるい。


 


 とりあえず、いつも通りがんばろー・・・・


 ______________




「やっっと休み時間んんんんんんんんんんんんんn((」


 4時間目が終わり、ゆきねがだるそうに言った。

 ガタッと雅ちゃんが立った。


「え?」

「ん?」


 目を合わせて一瞬固まった。


 座ってるとあんまりわかんなかったけど、

 雅ちゃんって・・・・




「ちっっちゃい!!!」

「殺されたい?」

「あ、ごめんww」


 怒らせてしまった。

 ゆきは・・・156くらい。

 んでゆきの肩より上、目線より下に雅ちゃんの頭がある。


「・・・w」

 考えたら笑ってしまった。

「・・・学校案内やめようか」

「すみません(゜∀。)」






 弁当もお金も持ってきてなかったから、雅ちゃんの弁当を少しもらうことになった。

雅ちゃんが弁当を広げた、すると。

「雅ー!一緒に食うかー?」

 教室のドアから男の子の声が聞こえた。


「今日は無理ー、帰りも遅くなるから先に帰ってていいからねー!」

 おーけー、と男の子はどこかへ行ってしまった。



「今のって彼氏??」

 ちょっと気になったので聞いてみる。

 もし彼氏だったら自分が原因で断ったのだから。

「ちがう、友達。」

 さっきのテンションはどこに行ったのか、ご飯を食べながら話す。

 何も話さずキマズイ。


 他のクラスの子達も自分を見にきたのか視線がいたい。

 後ろからすごく威圧が感じることもある。

 

 雅ちゃんは気にしていないのだろうか。

 迷惑じゃないのかな。


なんて考えてたら食べ終わり。


「じゃ、校内案内するから行こうか。」


少し笑ったのを見逃さなかった。


「うん!」


元気よく返事をし、人の視線なんか気にしないで歩いた。__









 1話終了。








* あとがきとおまけ *

おはこんばんにちわわわわわわわわw((

短時間で仕上げたため、話が少し飛んだりしてますすみませんw


(遅れたのには◯斗とかいう人が自分のキャラあきたとか言い出してキャラを変えたのもあるのですが。)


ゆきねちゃん、雅ちゃんが出会う話しですね。はい。

最後くらいに出てきた男の子も後に登場しますよ(*´ω`*)


実は下書きではもう9話まで書いてるんです。

でも◯斗のせいで書き直しになったんです。

助けてください((


そして私は学生なのでテストでした。

点数なんて知りませんよ。

勉強一切してない教科なんかいっぱいありますよ((

そんな中小説ちょこちょこ作ってました。


おまけとして、切り身部の部員に感想を聞きました。


Mさん「ゆきねはゆきねでゆきねだった。これ超褒め言葉。」


相方よ。褒め言葉の意味知ってるかい?


キャラいきなり変えた人「感想文苦手な私に感想書かせる気かよ((」とか言いながらも答えてくれました。

「ユキネがほんとリアルのユキネでわろた。雅がクールでくそわろ。」

と頂きました。

ワロタ好きなの?って思った。




なんだかんだあって話が始まりました。

これからもちょこちょこ更新していくのでよろしくお願いします。

「学園爆発切り身部」をよろしくお願いします。



-うたはねこと雅でした。-


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学園爆発切り身部  刹那 雅 @utahanemiyabi_9300

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