おっさんが胸キュンさせて何がわるい!
かとも
おっさんが胸キュンさせて何がわるい!
娘が自らのこずかいで購入した『君の名は』小説の文庫本、読み終えたらしいので、借してもらうことに。
以前、娘と本屋へ行ったときに
『心が叫びたがっているんだ』
というアニメの小説版を探していたので、娘がどんな話を読んでいるのかという好奇心から、読み終えたやつを借りて読んでみた。
久しく忘れ去っていた、おいどこそばゆい感じ(標準語でいうところの、おしりがくすぐったい感じ)が蘇って、なかなか楽しめた。
今度の『君の名は』は映画の評判もいいようなので、楽しみ。
娘がこずかいで買った本を借りてばっかりなので、「パパも買ったら!」ということで、次は『四月は君の嘘』をネットで注文させられる。
フジテレビの番組に「すかっとジャパン」というのがあって、夕食後8チャンネルになっていたテレビをぼんやり見ていたら、番組の中の「胸キュンすかっと」という高校生の初々しい恋愛話のコーナーになって、
と、突然リビングでテレビではなくパソコンに向かっていた妻がワタシの方を振り返って、
「ええ歳したおっさんが、高校生の恋愛の話観て、なに、ニヤニヤしてんの!気持ち悪い!!」
と、一喝。
かなり、情けない顔をしていたらしい。
せっかく胸キュンになりかけていた心に、冷水。
この経験を生かして、『心が叫びたがってるんだ』を電車の中など、他人がいるところで読む時には、できるだけ眉間にしわを寄せて、太宰治でも読んでいるように見えるよう心がけた。
今回の「君の名は」でも気をつけなくては…
もし泣く場面があっても大変、歳をとると、本を読むのにも一苦労だ。
おっさんが胸キュンさせて何がわるい! かとも @katomomomo
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