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「私を守るためにか」
「そうよ。私達は人間を守るようにと教えられてきた。ジャキマからね。一部の極悪人は除いてだけど。人間でも見逃せないほどの極悪人なら、ジャキマと同じように斬って捨ててもよいことになっているし、実際今まで何人か斬ってきたわ。でもあなたは極悪人ではなくて、むしろ善人。だから私が守るの。ジャキマからね」
「……そうか」
「大事なことだからもう一度言うわ。これからはどんなことがあっても、あなたの傍を片時も離れないわ」
円羅は神楽を見た。人間ではないようだが、見た目は豊かな肉体を持つ若くて極めつけの美人だ。果たして自分の理性がもつのだろうか。
「それでいいかしら。駄目だと言っても、それは受け入れられないけど」
円羅は考え、一つ気になることを聞いてみた。
「さっき私達と言っていたが、君には仲間がいるのか」
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