「電流の自覚」
煩先生
冷凍庫が詠む
南極の詩篇で
貧困な小魚は
鯨に自殺する
永遠さえ描き
延命を統べて
沈黙が美徳な
氷点下の死神
洗濯機が泣く
初恋の予感で
熱情な生娘は
嵐に研磨する
曇天さえ憎み
色物を混ぜて
騒音が気鬱な
石鹸玉の聖人
「電流の自覚」 煩先生 @wazurai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます