第487話一遍上人語録 我体を捨て

我体を捨て南無阿弥陀仏と独一となるを一心不乱というなり。

されば念々の称名は念仏が念仏を申すなり。


(意訳)

自分の心も身体も全部感じなくなるようになって南無阿弥陀仏と溶け合う、それを一心不乱と言う。

そういうことなので、念仏は自分が称えているように思えるけれど、実は「南無阿弥陀仏」という名号が「南無阿弥陀仏」と、称えているのです。



称える時は、余計なことを考えず、ひたすら称えなさい、そんな教えに思える。



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