第327話歎異抄 念仏者は無碍の一道なり。
(原文)
念仏者は無碍の一道なり。
そのいはれいかんとならば、信心 の行者には、天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし。
(意訳)
阿弥陀仏の名を唱える念仏という行は、どんなことにも妨げられない唯一にして絶対の道(無碍の一道)を歩むものになります。
その理由としては、阿弥陀仏の名を唱える信心の行者に対しては、天の神や地の神も尊敬の念をあらわし深く頭を下げますし、魔界に住むものも異教徒の人々も妨げる行為は出来ないからなのです。
阿弥陀如来を信じ、その名を唱える念仏という行をはじめた時点から、その人は阿弥陀如来に護られることになる。
そうなれば、他の神や魔物、異教徒は、全く「手出しが出来ない」状態になる。
何も怖れることや、ものが無い世界。
どこまでも広く、のびやか、自在な世界。
それを感じることができれば、阿弥陀如来の御心を感じていることになる。
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