真っ白な雪 君の色

璃央奈 瑠璃

第1章 ふたりのプロローグ

第0話 プロローグ

「愛するってね。こうやってするんだよ」

 そう言って頭ごと抱き締められた。

 柔らかな感触。暖かな感触。

 そして微かに香る雪の香り。


 そんな彼女との不器用な出会い。

 真っ白な恋。そして真っ白な色。

 これはそんなお話のプロローグ。

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