負の実験-本音を言わない自分の本音-

殺して。

死にたい。

だから殺して。

自分では死にきれない。

怖いから。

だから殺して。

折角気持ち上げようと必死なのに

突き落とされる。

私だって必死なのに。

どうしたらいいの。

もうわからないから殺して。

好きで寝込んでるわけじゃない。

動きたくて仕方ない。

でもそれが上手く出来ない。

こんなポンコツな自分が嫌だ。

存在したくない。

だから殺して。

何で私は生きてるの？

私が生きてる意味はあるの？

私は本当に必要なの？

殺して。

私は絶対に必要ない。

だから殺して。

しばらく調子良かった。

でもどこからかボロが出てきた。

小さかったものが

どんどん侵食していく。

そんなつもりはなくても

結果的にダメになっていく。

そんな自分を自覚し

どんどん嫌になっていく。

自分を否定したくなる。

自分は必要ないんだと思いたくなる。

そんな思考を巡らせるのも嫌だ。

だから殺して。

殺して。

殺して。

殺して。

殺して。

こんなことを考える自分は

ダメ人間なんだ。

こんな思考を巡らせることすら

ダメな行為なんだ。

自分みたいな人間は

存在しちゃいけないんだ。

もう殺して。

嫌なんだよ。

世間、普通、一般的、みんな。

どの言葉も私を傷付ける。

世間ってなに？

普通ってなに？

一般的ってなに？

みんなってなに？

自分だけなんて思っていない。

でもそれらを押し付けないでほしい。

バカバカしく感じてしまう。

窮屈過ぎる。

面白くもなんともない。

そんな人間必要ないでしょ？

だからもう殺して。

理解されたい。

必要とされたい。

でも理解されない。

それなのに必要だと勝手なことを言う。

気付いたら都合の良い人間になっている。

私は一体何なの？

もうわからない。

殺して。