704神猫 ミーちゃん、ミーちゃんと少年なの~!
この二体には統括管理するハロやリーダータイプの
最悪、リーダータイプの
わざわざ今、戦闘以外のリーダータイプの
神猫商会に行って二体をクリスさんに引き合わせる。
「
「あまり毛嫌いしないでやってください。この子たちは絶対に俺やミーちゃんを裏切りません。空島を管理しているハロもそうですが、統合管理システムはすべて、ミーちゃんの管理下にあります」
「み~」
「それだけでなく、統合管理システムやハロを造ったのは神人ですが、みな神人自体を良しとしていません。良しとしないどころか、嫌っているくらいです」
「そう聞くと気が合いそうな気がします」
敵の敵は味方って感じかな? 取りあえず、二日間使ってもらって役に立つかどうかを確認してもらう。それによって、神人との会談の日時を決めよう。
砦の囚人どもは元気に訓練を続けている。今は行進の訓練を行っている最中。これは大事な行軍訓練の一つだ。戦う上で移動は大事。みんなバラバラに移動するのでは作戦行動に支障をきたす。
一糸乱れぬ行軍行動を叩き込み、戦場でも素早く仲間たちと作戦の下移動できるようになってもらう。
これはこの世界では珍しい光景。みんな興味津々で眺めている。まだまだ、一糸乱れぬ行進とはいかないけど、綺麗に並んで同じ動きで行進する姿は壮観だ。
だけど、この訓練に何の意味があるか理解できていない人たちがいる。まあ、全員だけどね。会議室にその全員を集めて、講義をする。
ルミエールの戦術ドクトリンにもこのことは載っていない。行進というものはあっても一糸乱れぬ行進なんてしないと、理解してない一人であるナイトハルトがそう言っている。
そうそう、輸送隊を率いていたランベルトさんも昨日着任した。この砦の状況を見て驚いていた。ナイトハルトさんからこの砦に着任した時からの話を聞き、帰りてぇ……なんてぼやいていたね。
俺でもそう思う。正規の兵が一人もいないのだ。すべて、寄せ集め。それも囚人部隊が四千人もいる。そりゃあ、頭も抱えたくなるってもんだ。
なので、指揮できる者が増えることは喜ばしい。ランベルトさんにはナイトハルトさん同様に頑張ってもらわないといけない。
「善処する……」
「み~!」
会議室に集まっているのは武官関係の者たち。その中にはボードフェン男爵やドルグバルツ男爵、ラスぺ、デーリュンデもいる。ラスぺとデーリュンデの準男爵組は高齢なので後継者を連れて来ている。その後継者が二人の代わりに戦場に立つ。
ボードフェン男爵やドルグバルツ男爵は相も変わらず、部下たちと毎日酒を飲んで訓練する気もない。
ドルグバルツ男爵は功績狙いで来ているのにも拘わらず、部下たちも訓練する気ゼロ。あれだけ、アビスにボコボコにされたにも拘わらず、奮起する気はないようだ。やはり、俺の足を引っ張るために送り込まれた者と考えたほうがいいようだね。
ほかにも各国の傭兵部隊のリーダーたちに傭兵団のリーダーたちも興味があるようで集まっている。
説明はジェネシスに任せた。若造の俺が言うより、威厳ある姿のジェネシスが説明したほうが説得力がある。
いろいろ、異論があり会議室は紛糾。どちらかといえば、無駄なことだと否定派が多い。最終的には俺が一喝して会議は終了。
「直に結果がわかる。黙って見ていろ。精鋭となった死兵の力をその目で確かめるがよい!」
「み~!」
ただ戦えばいいというものではない。特に今回はただの小競り合いでなく、国と国との戦争だ。バラバラに戦っていては勝てる戦いも勝てなくなる。如何に早く作戦を伝え、それを行動に移せるか、それがこの訓練の重要課題。
今回、ラッパも用意した。通信器の無かった時代は伝令やほら貝を使っていた。近代になると情報伝達手段としてラッパの音色で指示が出されていた。それを真似した。
ラッパは空島で作らせ、簡単な曲もハロに作ってもらい
『ハトと少年』って曲名があるの知ってた?
「み~!」
さすがミーちゃん。雑学博士だ。
砦で働く人たちにとても好評で、ミーちゃんも大好きな曲。朝、ラッパを吹く
「みゅふゅ~、みゅふゅ~」
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